「傷だらけの天使」から回想(1)
NHKBSのアナザーストーリーで取り上げられていたのは、あの伝説的なドラマ「傷だらけの天使」。放送されていたのは1974年つまり昭和49年、自分が大学に入った年だ。もちろん、毎週欠かさず観た記憶がある。あのオープニングの格好の良さは、いったい何だったのだろう。「時代」という言葉で一括りできるか。... 続きをみる
今、頬に感じる風を楽しめれば…
NHKBSのアナザーストーリーで取り上げられていたのは、あの伝説的なドラマ「傷だらけの天使」。放送されていたのは1974年つまり昭和49年、自分が大学に入った年だ。もちろん、毎週欠かさず観た記憶がある。あのオープニングの格好の良さは、いったい何だったのだろう。「時代」という言葉で一括りできるか。... 続きをみる
先週から毎日のように西瓜を食べ続けている。全部、もらいものである。有り難いことだ。時期なので「小玉すいか」と言われる品種、それには「ひとりじめ」とか「チッチェ」とか、それらしい名前がついているが、それでもこの齢だと半玉が精一杯だ。夏休みに入った孫も好きで、手伝ってくれるので(笑)助かる。 思え... 続きをみる
秋田方言の有名な語の一つに「ホジナシ」「ホジネァ」がある。「ナシ(ネ)」がは「無」なので、「ホジ」が根幹である。この語源については当て字も含めて、関連図書、サイトに多様な記載が見られる。「保持」「本地」「方図」「本陣」「本心」などがあり、なかなか興味深い。少し掘り下げて考えてみるに値しそうだ。 ... 続きをみる
もう一つ、大相撲話題で。新横綱が2敗した時点で「ひょっとしたら」、3敗した時には「これはもう…」と、優勝に一番近い力士は、と我が家の高齢者夫婦が予想したのは、安青錦だった。今場所の戦い方は際立っていた。2敗はしていたが、頭をつけ腰を低くしてからの攻守は安定感があり、崩れないはずと思... 続きをみる
新しいアリーナでの本場所の風景は、TV視聴者にも新鮮に見えた。昨夏のことも少し思い出しながら、じっくりと見入ることのできた15日間だった。新横綱大の里については、様々な方が様々な理由を挙げていて、もっともだなと感じることが多かった。評論家ではないが、諺や四字熟語で総括しやすい感覚を持つ。 例え... 続きをみる
午前中に訪問したこども園では、夕方から「夕涼み会」を行うとのことで、一室を黒い紙などで囲い「おばけ屋敷」を設けていた。入口に稲川淳二の写真が貼っていたのには笑ったが…きっと親子揃っての楽しいひと時になるだろうなあ。読み聞かせは年中・年長児揃って聴いてくれた。その中の一冊がこれであっ... 続きをみる
spring254.hatenablog.com 夏の読み聞かせは、結構定番があり、今年も「うみキリン」と「ありとすいか」からスタートしてみた。ただ、昨年も聞いている子たちがいるので、その園は趣向を変えたいと選んでみたのが、この紙芝居。もともとは古典落語だそうだ。「ふんどし」や「くだしぐすり」な... 続きをみる
『笑う門には病なし!』に続いて、ミシマ社刊行の本を続けて読んだ。 (2020 ミシマ社) 「忘れてしまった言葉を一枚の紙に、そのたびごとに丁寧に書き記していく。」いったい何のために、と思う。しかしこの作業と思考が目をつけられて雑誌連載となり、こうして一冊の本になるから驚きだ。「書道」という形にも何... 続きをみる
この時期なら「なつのおとずれ」などを読むのがふさわしいのだろうが、今回選んだのは「もくもくやかん」。これは、先日の「かがくいひろしの世界」に行ったからではなく、以前購入していて機会を伺っていた一冊である。先月から続く暑さは少しシンドイし、やはり雨が降らない影響が、徐々に心配を募らせる。 (200... 続きをみる
(2021 ミシマ社) ユーモア系のエッセイは久しぶりな気がする。著者は医学研究者として賞をもらっている有名な方らしい。医学雑誌連載で書名が記すように、肩の凝らないような話題が並んでいる。「隙あらば秘境を目指す」という章が国内、国外と二つあることが示すように結構アクティブ派だ。サイクリングも義太... 続きをみる
久しぶりに秋田ふるさと村へ、というか県立近代美術館へ「かがくいひろしの世界」展を観に行った。かの「だるまさん」シリーズは自宅でも愛読書だったし、こども園の読み聞かせでも何冊か取り上げたことがある。 akita-kinbi.jp 独特の特徴ある描写は「唯一無二」に近い存在かもしれない。脚光を浴び... 続きをみる
中学生の「政経」の時間に、衆議院と参議院の役割の違いを学習した。参院が「良識の府」と呼ばれ、選出された議員は6年じっくりと政策課題に取り組む、衆院のチェック機能を果たすことを学んだはずだ。その説明は今も変わらないのではないか。しかし現実はどうだ。そこに見える多くは「数合わせ」でしかない。 間引... 続きをみる
7月18日、去年の今日は名古屋で大相撲を観戦していた。今、TVに映る新しいアリーナではなく、旧い愛知県体育館である。一人横綱として頑張った照ノ富士が決定戦を勝ち抜いて結局最後の優勝を飾り、貴景勝が大関陥落となった場所。若手の台頭が目覚ましい年だったが、ある意味象徴的な出来事が多かった。 spri... 続きをみる
(2019 角川書店) 発刊当時に評判になっていたときに買い求めていた。なかなかこれを取り上げる機会はなかったが、今回ようやく挑戦してみようと思った。いろいろな「むれ」の中にいる特別な一つを見つけるパターンが続き、最後に一匹の蟻が出合うのは多様な姿の蟻の群れだった。深読みすれば今の時流にあってい... 続きをみる
やはり電気料金は高かった。毎月中頃に「ご使用量のお知らせ」が届く。先月期に比べれば使っているのは当然だが、昨年との比較でも3割増程度だった。雨は降らず湿度が上がらないとはいえ、温度が高くエアコン使用度が増えた。それでも孫たちを迎えに来る娘たちには「暑いんじゃない」と心配される時がある。 一応、... 続きをみる
(2023 小学館) 最近、手にした絵本の中で「いいなあ」と素直に感じた一冊だ。色彩感が抜群である。季節ごとの夕焼け、夕暮れと人々の有り様を描きながら、短い文章を添えていく。大人ならば、いつかどこかで見かけたような懐かしさも感じながら、一枚一枚に浸っていけるページが続いていく。夕闇、星空と結ぶラ... 続きをみる
(2024 岩崎書店) 「100年後えほん」という企画シリーズの第一冊目らしい。小学校の図工学習で「100年後の世界を描く」ことから始まる。多くは明るく愉快な発想の絵だが、現実社会を反映させている面もあり、今の子どもたちの心境も垣間見させる。ファンタジー的に登場する未来人?が語る100年後は、微... 続きをみる
(C)2007 福田ますみ/新潮社 (C)2025「でっちあげ」製作委員会 この原作は読んでいた。もう13年前になる。読んだのは文庫で、単行本出版は2007年である。映画を観る前にふと「なぜ今頃か」と思った。「実際の事件」が映像化されるには、もちろん内容に左右されるだろうが様々にクリアすべき... 続きをみる
(2022 中央公論新社) 300ページを超すが21話あり掌編集といっていい。ただ、冒頭にある表題作「中庭のオレンジ」は、続編のように配された2編がある。そのうちの一つは結びにあり、単行本のための書き下ろし。つまり表題作がこの本の骨格とも言える。発端は戦火で図書館の本が焼けないように、書籍を中庭... 続きをみる
(2023 角川春樹事務所) 去年5月に読んだ『流星シネマ』、翌月手にした『屋根裏チェリー』は、共に非常に印象深かった。その続編とも言えるこの一冊。登場人物たちが重なり、最近ドラマで見るスピンオフのようにも思え、読んでいて心地よかった。ラジオの地方局ディスクジョッキーとは、どんな「声」なのか。想... 続きをみる
(2018 文藝春秋) この本を読みつつ、あることを考えた。誰の文字か見てわかる関係とは豊かなものだなあということ。小学校で学級担任をしていた時は日記指導を続けていたこともあり、一行でも見ればどの子なのかはかなりの確率で言い当てられた。今、書く文字を見て誰かのはっきりわかる人は、何人いるのか。思... 続きをみる
朝、ベッドの上で『鯨オーケストラ』(吉田篤弘)を読み終えた。いつもながらのいい物語だったなあ…と壁に貼ってあるカレンダーをみる。今日は7月7日、七夕、あれっそうか令和7年ではないか。何より、今年の漢字を「七」と決めたではないか。揃う日は一年に一度はあるけれど、今回はスペシャルにしな... 続きをみる
(1968 福音館書店) 5月に『だるまちゃんとてんぐちゃん』 を読み聞かせ、6月末から先週までその次作であるこの一冊を取り上げた。最終日となった2日水曜日は園から帰ってきた直後に、雷と強い雨に見舞われた。短時間ながらまさに「バケツをひっくり返した」ような勢いだった。孫に訊いたら、園では泣いた子... 続きをみる
「死ぬまでに行きたい世界の絶景」だと言う男鹿市雲昌寺の紫陽花を見に出かけた。名が知られてから結構経つようだが、冒頭の公式WEBサイトで2017年国内ベスト絶景 第1位に選ばれたのが、起爆点になっているようだ。人気が出たからのランキングだろうし、それ以前からのブームと考えると10年以上だ。 鎌倉... 続きをみる
二つの図書館から借りている本が16冊。先月購入している本が11冊。絵本が半分程度あるが、読了していない小説など5,6冊ある。それ以外に就寝時はコミックを手にするのが常で、買ったがまだページを開いていないのが2冊。我ながら「どうしたもんじゃろな」と、トト姉ちゃん(古っ)のように呟きたくなる。 (ち... 続きをみる
(小学館 2025) 「成瀬ファン」を自認する者としてこの作家の新作を待っていた。いわゆる青春小説。高校生が五人集まり平安時代をテーマとした部活を作り、挑戦していく、爽やかな物語。正直、物足りなさはあったが、描かれた「今時」にやや憧れを抱いたのも確か。こんな高校生活を送れたら、さぞかし楽しかっ... 続きをみる