すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2022年2月のブログ記事

  • こんなに長い如月は…

     メモ程度に書きつけている日記の2月1日を見返すと、「旧暦の元日」と最初に記してある。それから4週間しか経っていないが、ずいぶん長かった気がする。1月最終週から図書館の利用制限が始まり、昨日から完全閉館だ。その間、相変わらず続くコロナ感染拡大、降雪も昨冬並みとなり、北京五輪、ウクライナ&helli... 続きをみる

  • 「昭和」を読んでみた

     先週読み終えた2冊の本。小説とエッセイ、共通点はないと思ったが、あっ、どちらも昭和なんだと気づいた。 『寮生 ~1971年、函館。~』(今野 敏  集英社)  待ちかねていた『隠蔽捜査』の新作は未読だが、何かその前にと警察小説ではないこの本を手に取った。作家と同齢なのでこの年号を記しているという... 続きをみる

  • お爺さん、手袋置いて…

     先週「確定申告」の文字を見ながら、これはもう少し後だな、天皇誕生日あたりか、と頭をよぎったのは偶然ではなかった。このブログをみると去年も一昨年も(その前年2月は平成だった)、苦闘(笑)メモを残してある。天皇へ税を納める時代ではないが、タイミングのいい休日になっているから、向かうのだと思う。  去... 続きをみる

  • 横綱は言い訳しない

     昨年末から図書館エントランスに「リサイクル資料」(自由に持ち帰り可)として、古い月刊誌、週刊誌の類を置いている。ずっと放置されているものも多く、数冊家に持ち帰った。その中に、3年ほど前のスポーツ誌Numberがあり特集が「横綱論」だった。おおこれは…なかなか興味深いぞとめくってみた... 続きをみる

  • 遊弋して構えてみる

     遊弋(ゆうよく)という語を初めて知る。広辞苑には「艦船が海上を往復して待機すること」と載っている。今、自分の「海上」は図書館にあり、絵本の「島」などが見え隠れしているか。そんな想像ができる最近の読書から。 『コロナ後の世界』(内田樹 文藝春秋)  「多様性を認めよう」「他者や異物を包摂しよう」と... 続きをみる

  • 続・如月中旬日記

    2月16日(水)  朝、教委と連絡をとり来週以降も制限つき開館となることを確認。何人かに連絡をする。昨日準備した「羽後の子ども」詩作品をブログアップ。それから、読み聞かせの予定がなくなった学校へ「絵本のススメ」と題した資料を届けにいく。Jアラートの一斉訓練放送があったが、室内ではどうにも聞こえない... 続きをみる

  • 今さら「総合」を語っても…

     昨年秋から何度か出向いた高校の、いわゆる「総合」の発表会があった。町の歴史をレクチャーしたが、自分にとって勉強になった点は多い。まあ、それより高校生の学びがどの程度だったかが肝心だろう。しかし短い発表であり何とも評価し難い。ただ、他グループを含め中身を概観し考えさせられたことがある。  それは「... 続きをみる

  • 脱出できない寝床読書

     長編を読む忍耐力がますます衰えたので、短編にしているが、それで分かるのが嗜好というか性癖というか。そこから脱け出せない?脱け出さない?のだろうなあ。 『1日10分のぜいたく』(あさのあつこ、他  双葉文庫)  「NHK国際放送が選んだ日本の名作」のシリーズ三つ目。8人の作家が書いているが、既読の... 続きをみる

  • 『明日やろう』は馬鹿野郎…か

     結局斜め読みになってしまった。駄文と分かりつつ書き続けている自分には必要感が薄かったか。ただ、先日読んだ『傘のさし方がわからない』(岸田奈美)もそうだが、文章を量産している者には、それなりの秘訣があり、それを確かめたい気持ちがあった。この著者のスタイルは「手を替え品を替え」だな。 『書く習慣』 ... 続きをみる

  • 如月中旬日記

    2月10日(木)  通常週であれば勤務日ではないが、明日が祝日であり出勤する。来週に予定している蔵書点検の説明を聞き、午後から閉架の資料で慣れる意味で作業をスタートさせる。今日の分は「絵本」だが、題名や内容に気をとられると作業が疎かになる。集中してしかも手首を痛めないように(笑)バーコード読み取り... 続きをみる

  • 出会うたび「芯」を受け取る

     変わった書名である。「傘」というと、昔「傘の自由化は可能か」という大崎善生のエッセイ集を読んだ記憶がある。この本もエッセイである。何のことやらと思いつつ読み進めていくと、もし誰かに「傘のさし方が~」と言われたら(極めて異例だが)自分がどう反応するか…それが問われている題名だと得心し... 続きをみる

  • 毎日を上手に回れていますか

     孫4歳男児が、TVに映る冬季五輪のフィギュアスケートの演技を観ながら、真似をしているつもりかぐるぐると廻っている。テレビでは4回転ナントカと叫んでいても、もちろん床の上では1回2回でその気になっている。爺婆バカの二人が「上手上手」と囃し立てるから、番組が終わっても廻り続けたりしている。  ところ... 続きをみる

  • 先が見えない現実を楽しむ

     アドリブということにまったく弱いと自覚しているからだろう。『AI支配で人は死ぬ。』の養老氏の語りで、もう一つなるほどなあと思わされた言葉がある。  よく人は「クリエイティブ」って言うけど、でも、その本当の意味は個性的なんてことじゃなくてね、自分の前に「先が見える道」と「先が見えない道」があったら... 続きをみる

  • どれだけ豊かにそのスピーチを

     昨年末に某小学校5,6年生向けに「高学年だからこそ読める、高学年にこそ読んでほしい『絵本』のススメ」と題して資料を配った。表紙絵を取り込みながら6冊紹介した。来週他校で読み聞かせがあり、高学年対象なので、そこでも配布したいと見直した。1冊だけ差替えてラインナップに加えたのがこれである。 『世界で... 続きをみる

  • 情報から独立するために

     『AI支配で人は死ぬ。』で養老氏は「『意見』が先で、『事実』が後になってしまった時代」ということを次のように語っている。少し長いが引用する。  若い頃はいろいろ理屈を言ってみるけど、そうはいかねえよって年寄りは知っているわけだ。でも、今は逆ですからね。SNSが先だから。「意見」なり「感想」なりが... 続きをみる

  • ランドクも撚っていくことで…

     如月もランドクか、と思いつつ、今年のテーマ「撚る」をもう一度頭に入れて、関連性を見つけながら読んでいきたい。 『挑戦 常識のブレーキをはずせ』  (山中伸弥・藤井聡太 講談社)  稀代の研究者と棋士の対談は、堅苦しくなく少し雑談的な印象も受けつつ、「追究者」としての本質が、端的に語られている。特... 続きをみる

  • 「意味」は生み出すものだ

     前回からの続き~自分が学校という場で働いたことは、「労働」だったか。「仕事」だったか。 『仕事なんか生きがいにするな』(泉谷閑示  幻冬舎新書)  昨日書いたことから言えば、この書名は「仕事」本来の意味であったとすれば反語的な表現として成立する。ただ、働くことに意義や価値を見つけるためには、政治... 続きをみる

  • 「意味」と「意義」はちがう

     この精神科医の書く本はいつも刺激的だ。今回も思わずページをめくる手が止まったことが何度かあった。 『仕事なんか生きがいにするな』(泉谷閑示 幻冬舎新書)  書名は内容を端的に表わすと言えるが、読者を惹きつけるねらいもあるだろうし、オーバーではないかと予想できる。読了後そう指摘してもいいと思った。... 続きをみる

  • 節分、心内の「鬼」を認めよ

     昨日は除籍資料検討に没頭した。著名な作家の全集類に収められている作品の単行本類(ほとんど昭和期)は当然候補に挙がる。それらを開いていくとホコリが舞い、一足早い花粉症かと思うほどだった。明けて今日は節分。勤務日ではないが、以前から「鬼」の本は紹介したいと考えていたので、ブログアップした。  作業中... 続きをみる

  • 雪と本にまみれる書痴未満

     2月だ。結局、積雪量は昨年に追いついてしまった。思い出せば昨冬は前年のうちに積もった雪と正月頃が連続で酷く、続く作業に疲れた印象がある。今年の降り方は、今のところまでは断続的だったし、雪下ろし等も順調に進んだ。あと半月程度が相場と思うが、その間、お天道様のご機嫌が悪くなりませんように。  『ちく... 続きをみる

  • 一芸に執心したからこそ

     5年前の2月に『いとしいたべもの』という著者のエッセイを読んでいた。その頃は『日々是好日』が映画化される前だったので、おそらく著者名よりテーマや装丁に惹かれて手にしたと思う。感想メモを読み返すと、ずいぶんと共感している。この一冊は続編で、やはり同様の読後感と言えるが少し別の観点で。 『こいしいた... 続きをみる