すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2021年2月のブログ記事

  • 解説という「むだ話」のむだ話

     『鳩の撃退法』(佐藤正午 小学館)の文庫下巻の「解説」は、「この本を手にしながらのむだ話。」と題されて書かれてある。あまり小説読みではない糸井重里が、読み出してすぐ面白く感じ、「どんどん先を読みたくなって、とうとう最後まで読み終えてしまった」そうだ。惹きつけられた魅力を糸井流に分析していた。  ... 続きをみる

  • 「ハトゲキ」をようやく読了

     いったい何日かかって読み終えたことになるのだろう。いくら上下巻のある小説だといってもこんなに長い期間付き合っていた話は初めてだった気がする。 『鳩の撃退法』(佐藤正午 小学館)  このブログ記によると、2月上旬に「上巻で挫折し」と書いてあり、おそらくは1月下旬には読み始めているか。つまり一ヶ月は... 続きをみる

  • いい加減さが身に沁みる2.26

     13日夜に起きた福島沖地震は、人的被害こそ少なかったとはいえ「あの時」の記憶を呼び起こされ、精神的な部分で辛い思いをした方も多かったのではないか。震度4で被害のない処にあっても、ちょうど10年目思い出されることもある。あの折に心に決めた一つに何度も繰り返し語ってみようということがあった。  今、... 続きをみる

  • 天皇誕生日の472円

     「天皇」という語から最初に思い浮かぶ姿は、現上皇だ。これは平成になった頃も同じで、まだ昭和天皇のイメージが残っていた。もう少し経たないと定着しないか。しかし齢を重ねれば重ねるほど、皇室という存在の重みは増すようだ。ただしそもそも元号とともにある天皇なら、やはり誕生日より正月の方が目出度いか。  ... 続きをみる

  • 如月日記・雨水より

    2月18日(木)  朝、ふと「一日を一生のように過ごす」心がけを思い立つ。月曜から始まった蔵書点検もほぼ目鼻がついたのでお昼前に退勤する。久しぶりに「道の駅うご」へ行き昼食をとる。当然、冷がけそばと思っていたが、少し奮発し鴨つけそばを食す。午後から今年度最後の読み聞かせに某小学校へ。いい締め括りが... 続きをみる

  • 読書絶対禁止の場所で

    驚いた。こんな貼り紙が目に入ってきた。 ナニッ? 読書絶対禁止!  でかでかと書かれたその6文字は、ガラス扉のこちらと向こうの両面に、びしっと貼られていた。  下部には「不快、迷惑という声が多く寄せられています」という理由が書き込まれている。  人が本を読むのを「不快」と感じるのは、いかがなものか... 続きをみる

  • つまり、誰も味方はおりません

     自分とちょうど30歳違うから我が子と同い年になるか。『だから日本はズレている』を読んだときに、ああ新世代(この言い方も古い)が登場したなあと感じた。考え方の多くに共感できるわけではないが、TVで見せるあのストレートなあっけらかんさが心に残る。それゆえこの本にも、問いかけられる命題がある。 『誰の... 続きをみる

  • どうする?「喉活」

     「すべての異変は『のど』から始まる」…某週刊誌の表紙に見出しとしてあった。なるほど。「コロナも、がんも、肺炎も~~」と添えられてある。ふと、昨秋の読み聞かせワークショップに参加者した方が、感想に「現在、声活をしていて、そのため…」と書き込んでいたことを思い出す。確かに... 続きをみる

  • バーコードリーダーから警告

     学校に勤めていた頃、図書室の本の点検をした記憶はあるけれど、ずいぶん昔のことだと思う。町の図書館に勤めて「蔵書点検」という作業を今週行うことになった。昨年度は前年春に実施しており見送ったので、私にとっては初めての経験である。勤務者の少ない館なので、もちろん私自身も実働部隊の一員である。  分担を... 続きをみる

  • 風呂場読書で考える

     雑誌を前ほど買わなくなったものだから、風呂場読書に持ち込むのは新書が多くなった。濡らしたり水没させたりしてもそんなに痛手を感じないから…といっても、お手軽な情報収集だけにとどまらず中味の深い文章に出会うこともたまにはある。読んですぐではなく、何かの拍子に思い出すことがあれば儲けもの... 続きをみる

  • この時を待って、読む

     正月明けに近隣で新型コロナ陽性者が出たこともあり、三学期開始してからの読み聞かせは中止になった日があった。そんなこともあり、2月の読み聞かせを少し心待ちにしていた。前にやってウケがよかった絵本や、ぜひとも紹介したいものがあったからだ。時間は15分弱だろうが、4冊用意していくことにした。  対象は... 続きをみる

  • 森をめぐるキニナルキ

     さすがに逃げ切れないのでは、と思っていた。  国内より世界の声に圧されてというイメージは否めないが、この攻防が結果として何をもたらすのか、見守っていきたい。  ここ一週間程度の騒動で、印象に残った声を残しておこう。 『気になったのは、昨日の発言の「わきまえている」です。国民も「わきまえろ」と言わ... 続きをみる

  • ただただ心のままに

     図書館ブログで、休日前に「雪国」の遊びなどに関する蔵書を紹介してみた。  昭和30年代生まれとしては、たくさんの雪遊びを経験したつもりだが、今になってあの頃何を思ってやっていたのかなあと、つい考えてしまった。  「雪玉割り」である。私の記憶では「雪玉ぶつけ」などと言っていたように思う。  できる... 続きをみる

  • 美しさを導く言葉

     『「ほぼほぼ」「いまいま」?!』(野口恵子 光文社新書)は、「クイズおかしな日本語」と副題があり、そうしたスタイルだった。「語彙・意味」「表記・文法」「敬語」の三章仕立て、最初の10問程度を全部正解できた(プチ自慢)ので、あとは読み流した形だ。「日本誤」という造語には納得したが、若干くどい気がし... 続きをみる

  • 「イマイマ」苦しゅうないぞ

     あっ、使ってしまった…  ふっとそんな思いが頭に浮かんだ。  あることで問い合わせの電話があり、それに答えていた時のことだ。  「いつ頃ですか」と訊かれたので、こう返答してしまったのだ。  「ええ、イマイマです。」  相手は若い方だったようで「あっ、イマイマですね」と引き取ってくだ... 続きをみる

  • 号泣が「節」になる人

     副題が「25歳 女性起業家の号泣戦記」とある。こういう類の本は読んだ経験はないなあ(いや男性ならあったか)と思いつつ、諸事情により必要になったので購入、縁があるかと読み始めた。書名通りのエネルギーとバイタリティ、そして今の30代が持つ感覚に触れることが出来た。ただ明らかに少数派と思う。 『裸でも... 続きをみる

  • 令和三年如月日記・壱

    2月1日(月)  先月13日からの休館措置が解除される。今日は通常休館だが、準備しておいた明日からの開館告知を図書館ブログにアップする。ほっと一息である。午前中は上の孫と一緒に五輪坂でそり遊び。先週と同じ完全な貸し切り(笑)状態。そりに飽きた子は、新雪の雪玉を見つけ「モグラ!」と叫んで潰し回る姿が... 続きをみる

  • なんなら、地に足をつけなくとも

     ヨシタケシンスケの新作を読む。 『あつかったら ぬげばいい』(ヨシタケシンスケ  白泉社)  15×15㎝のサイズで、『わたしのわごむはわたさない』の感じだろうか、読み聞かせするとすれば、TV画面で映したほうがいいかなと思いつつ、めくってみたら…  これがこれが、なかな... 続きをみる

  • 1/2ぐらいは読めたとして

     一昨年に読んだ『月の満ち欠け』は、久しぶりに小説の読みごたえを感じた一冊だった。著者の作品を続けて…と思わぬでもなかったが、なんとなく失念した。先日、古い雑誌で佐藤正午特集が組まれていたのを目にし、では読んでみるかと3冊注文したが…傑作と言われる『鳩の撃退法』は上巻で... 続きをみる

  • 一年後のクルーズとは…

     去年の今日のことである。  厚生労働省の報道発表(2020.2.5付)によると…  2月3日に横浜港に到着しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については、海上において検疫を実施中ですが、これまで新型コロナウイルスに関する検査結果が判明した31名のうち、10人については、... 続きをみる

  • 特別な日の「鬼は外」

     2月2日の節分はぴんとこない。124年ぶりというから、誰しもそんな感覚は持つに違いない。学校に勤めてる頃、節分という行事はネタにしやすかった。やはり「季節を分ける」「明日は立春」という意味合いはが大きいし、何より「鬼」「福」という意義付けしやすい語もある。それは大人も同じだ。何想う夜になる。  ... 続きをみる

  • 露天で英語を呟いてみる

     週末に、とある温泉施設に行った。少し混んでいるのは想定内だが、子どもが居るとなると話が違う。兄弟か親戚同士だろうか、小学生の二人のはしゃぐ声がする。入っていた中年男性が少し叱ったら、大風呂からは姿を消す。「最近は親がいても、注意しないからねえ」。周囲の知り合いも、もやの中で同意したようだ。  小... 続きをみる