すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2018年12月のブログ記事

  • 不健康なまま、トショル

     真冬日の続く年の瀬だが、「ガラスの六十代」(笑)としては今年も結構楽しい1年であった。病弱いやアチコチにがたが来ている身体は承知済みで、それをどうにかやり過ごす術も徐々に身についてきている感じだ。「健康の為なら死んでもいい」という処世訓を、「不健康なまま生きる」に変更しようかなと考えている。  ... 続きをみる

  • 何かをし過ぎる人よ、読め

     読みかけの本はあるが、この一冊が最終読了か。おそらく今年一番多く手に取った作家吉田篤弘で締められることに満足だ。短編集で、連作「的」とあるのは、直接的な関わりが深くないからだろう。けれど、誰の人生もそうであるように、何かと何か、誰かと誰かはどこかでつながり、それぞれが大事なピースだ。 2018読... 続きをみる

  • 歳末、キニナルキが降る

     『ちくま』1月号の読み応えはいつもと変わらないが、考えさせてくれる表現が目についた。 Volume.133  「六十代前半のおっさんたちは、どうも最近、年齢の話に過敏というか、あんまり年齢を意識させることを言うと極端に落ち込む場合がある。ガラスの六十代は取り扱い注意なのだ。」  ブレイディみかこ... 続きをみる

  • もう一度、叱られる…

     S先生とは二度同職した。初めは大学を卒業したばかりで臨時講師となり、山間部の小規模校に勤めた半年間だ。「カミナリ先生」と題してここにも記した時期で、まさに右も左もわからない状態だった。記憶はおぼろげだが、S先生はおだやかな表情でいつも見守っていてくれた。酒が入ると陽気で楽しい方だった。  次は、... 続きをみる

  • 忖度なき爽快感

     注文した文庫本が届いた。通常は風呂場読書が多いので400ページ以上だと4日ぐらいはかかるが、案の定面白くなってしまい、読み続け2日で読了。「5.5」で初めて登場した人物が好対照な存在として描かれていて、竜崎の信念を際立たせている。もちろん単独でも十分楽しめるが、続けて読む愛読者にはたまらない。 ... 続きをみる

  • 時事を笑い倒せ

     先週土曜の夜NHKで「時事ネタ王2018」という番組をやっていた。漫才、コントで時事ネタを扱うコンテスト形式の内容。出演者はそれなりだったが、時事といえばやはり、ザ・ニュースペーパーや爆笑問題、それから渋いところで松元ヒロあたりは出てほしい。ただ若手に取り組ませるというねらいはいいと思う。  6... 続きをみる

  • 喋る前に食べ味わえ

     『部首のはなし』を読んでいたら「膾炙(かいしゃ)」という語があった。「人口に膾炙する」…見聞きしたことはあるが、実際に使ったことのない慣用句だ。広く世間に知られているという意味だろう。解説によると、「膾」とは「なます」という読み方があるが、生肉の刺身を表している。「炙」はあぶった肉... 続きをみる

  • 口実のXmasと書いた頃

     先月の小旅行、泊まったホテルにこんなものが飾られていて、思わずパチリと…。  クリスマスはいつも学期末と重なり慌ただしかったが、それなりに浮き浮きとしていたのかもしれない。  だらだらとそんな気分を綴ったこともあったなあ… ◆◇◆ 口実のクリスマス (2004/12/... 続きをみる

  • 年の瀬読書、目を見開く

     腰痛がなかなか治まらないので、寝転んで読書するかテレビを見るしかない。  でも年の瀬になかなかいいフレーズに出逢えたので良しとしよう。 2018読了118  『隠蔽捜査5.5 自覚』(今野 敏  新潮文庫)  手元に未読小説が並んでいないので、シリーズ6の文庫本が届く前にと思って再読した。5.5... 続きをみる

  • つめたい世界地図の海の色

     冬至。太陽が最も南に遠ざかる日、北極圏では一日中太陽が見えない時季である。ここで暮らす者にとっては太陽が復活してくる日として祝ってもいいが、南半球では逆になるわけだし、常にそんなことが繰り返されて、この地球は廻っているわけだ。世界地図や地球儀をそんなふうにぼんやりと眺める時間も貴重だ。  井上陽... 続きをみる

  • タイツを履きながらぼやく

     ほぼ日「今日のダーリン」は、まったく寒さが苦手なようで、こんなことを書いていらっしゃる(12/18)。  で、気づきましたよ。  現在だけですよ、寒さしのげているのは。  人類史のほとんどは、冬の寒さに正面衝突していた。  ダウンジャケットはないし、部屋はすきま風に炭火です。  オレは、いまとい... 続きをみる

  • 無駄な人生にしないために

     著者はこの研究を進めるにあたり、「無駄ノート」なるものを作り、日常生活における無駄という言葉の使い方について調べ書き込んでいった。一年間続け、「ムダ・むだ・無駄」の3つに分類したが満足はしていないという。それだけ世の中には膨大な無駄が溢れている。それでもそこから無駄でないことを見つけた。 201... 続きをみる

  • ムダとむだと無駄

     著者の名前を見て、あっ渋滞学の人だと思い手にとった。ずいぶん前にも一冊読んでいた。渋滞が研究対象になると知った時も刺激を受けたが、今度はなんといっても「無駄」。かなり主観的な事柄ではないかという気がするが…。これがなかなかに面白い。単に生産や仕事効率のことだけでなく、深遠な課題なの... 続きをみる

  • 痛みのままに過ごしても

     昨日の朝から腰痛に悩まされている。  徴候はあったのだが、先週の除雪で本格化してしまったか。  偏頭痛はかなり前から連日感じるし、先月あたりから左肩痛も結構あって、寝返りも満足にうてない。  もはや満身創痍だが、医者には安易に通わずなんとか脱したいと自然治癒力?に望みを持っているが&hellip... 続きをみる

  • 寄り道気分の読書

     向上心を維持するには、「旅」あるいは「読書」。  その通りと思う。意識してきたことでもある。  そろそろ今年の振り返りの時期だが、旅も読書も中身が問題だ。  どちらも方向はだいたい決まっているのだが、寄り道も楽しいね…といった感じで読了した2冊。 2018読了115  『ハル』(木... 続きをみる

  • 5000日目の感謝多謝

     ブログ編集画面に「開設してから〇日」という表示が小さく記されている。先月だったか、もうすぐ区切りの数字を迎えることに気づいた。開設自体は誰でも出来ることだから意味はないかもしれないが、「5000日」となるとなんとなく感慨深い(笑)。スタート時を検索してみると2005年4月9日とある。管外の小学校... 続きをみる

  • 「わざわいは幸い」と夢で書く

     またぞろ夢を見た話を一つ。書道をしている。大きな紙に古典の臨書課題か。経験はないのだが…2枚もあり、なかなかうまく捗らず、どうしようと慌てている。校舎(?)のなかを廻ると他の人たちは楽しく遊んでいるようだ。戻って考えることは、どうにか切り抜けるアイデアはないか、紙を前に打開策を練っ... 続きをみる

  • 改革はいつもズレ、ユレル

     BSプレミアムの『アナザーストーリーズ』のテーマが「ゆとり教育」とあったので視聴した。冒頭のナレーションが低く語りだしたのは「今から16年前、学校が変わった」。つまり2002年の学習指導要領改訂を指しているが、現場感覚ではそれ以前を指している。「ゆとり教育」の範囲は、一般的定義より前だと思う。 ... 続きをみる

  • 「変わりたい」と言っているうちは

     「子どもの頃からずっと、『変わりたい』と思いながら生きてきました」と前書きに記されている。同感の思いを抱く人は少なくないかもしれない。そしてまた現実を皆知っている。著者も「思う以上に堅牢な」自分を語り、またこう書く。「『変わりたい』などと言っているうちは、まだまだ。何も変わりはしないのです。」 ... 続きをみる

  • 個性から適性を見抜く

     よく言われるように、同級会などを開くと「優等生」はただの人となり、「はみだしっ子」だった者がいっぱしの社長になっていたりする例がある。  受け持った子の中にも「この子はどんな環境でも生き抜いていく」と思わせられた者が何人もいた。 Volume.132  「最近、脳科学では脳の個性と適性が研究され... 続きをみる

  • 堂々と流される難しさ

     一番大切なものは「命」と大方の人は思っている。もしかしたら、それ以上に「誇り」もしくは「尊厳」といった言葉で表されることを大事に考える人がいるかもしれない。生や死について真剣に語るとき、結局はそれらを巡る話になるのだと思う。「流される」とはある意味で、その点を突き詰めないことに似ている。 201... 続きをみる

  • 師走の泣き笑い苦笑い

     先夜めったになく夢を見た。中学生か高校生になった想定だろうが、テニス部に入るのだ。入っておきながら、この体力のない自分がよく入ったものだ、どうしてバトミントンにしなかったのか、などと思っているのだ。テニスへの連想が起こった訳は謎だが、最後に出てくるのは限界とあきらめだったことが笑える。  今年は... 続きをみる

  • 笑いの神を立ち止まらせるために

     毎年録画で観ているM-1グランプリ。内容より最近こうした番組が長すぎること、つまり付帯情報の多さに呆れる。盛り上げるにもほどがある、というか、無理矢理ドラマ的にしたいニュアンスかな。果ては終わってからネットで審査員への暴言騒ぎだ。純粋に芸を楽しみたい。  決勝に残った10組はやはり予選を勝ち抜い... 続きをみる

  • みんな待っていたのかあ「雪」

     今日のFBは地元民たちは揃って「雪」の話題だ。  気持ちはそれぞれながら、みんな待っていたんだなあ。  ともあれ。ずいぶんと楽な「冬の入り」だったと思う。  先日、会議で一緒になった知人が「今年は除雪機を買う」と準備万端だったので、 「えてして、そういう年は雪が降らないものだ。」と茶化した。  ... 続きをみる

  • 忘れていいことから忘れる

     「あれ、あれよ」「ああ、あれ」と、結局その名前が出てこなくとも会話が成立する。長年連れ添った夫婦しかも二人暮らしとなれば珍しいことではない。傍から微笑ましく見えたとしても、本当に大丈夫かという思いは確かにあるから、こんな本には手が伸びる。副題は「物忘れしない脳の作り方」。必要感ある一冊だ。 20... 続きをみる

  • 「姉の日」に何を願う

     何気なく「歳時記」本を眺めていたら、12月6日は「姉の日」と書いてあった。なぜ、こんな日が制定されているのか不思議な気がしたので調べてみたら、漫画家の畑田国男という人が言い出したらしくて(このサイトより)兄弟姉妹全部にあるということだ。何を祝うのか願うのか知らないが、期日は以下のようだ。  兄の... 続きをみる

  • ベストセラーの珍解釈

     基本的に漫画は読了記録していないのだが、1位の『漫画版 君たちはどう生きるか』も入れたので、2位である本著もいいだろう、と。どちらも話題沸騰には沸騰するだけの訳がある。ただベストセラーのトップに漫画が並ぶことの意味は少し考えておきたいものだ。単純に言葉や論理の弱体化ということなのかな。 2018... 続きをみる

  • 熨斗袋に百円玉三つ

     この齢になっても、世の中知らないことだらけだなと思う。  朝、だいぶ歩けるようになった孫に靴を履かせ、外へ出してみることにした。  カメラを持って一緒に行く。  向かいにある娘の家では、軒下にほんのわずか苺の苗を植えて楽しんでいたのだが、実りの終わった葉っぱが赤くなっていることに気づいた。  い... 続きをみる

  • PR誌を読み入って

     定期購読している新潮社の『波』が送られてきた。一緒に話題の『大家さんと僕』の70万部突破!!特別小冊子(¥0)が入っていて、先ずそちらをめくってみた。35ページあって漫画やら対談、鼎談、手塚治虫文化賞受賞スピーチなどが収められている。PR本には違いないが、なかなかいい仕上がりだ。読み入った。  ... 続きをみる

  • 「のんびり」は「たいまつ」へと

     県庁発行のフリーマガジン『のんびり』(2012~16)の編集長であった筆者が誌面からまとめた一冊だ。驚いたのは「秋田な理由」と題した前書き的内容で取り上げられた、著者と秋田との出逢い。マガジン作りに携わる以前、冬季に隣県へ取材した帰り道に立ち寄った羽後町の「ゆきとぴあ・花嫁道中」とあることだ。 ... 続きをみる

  • 『のんびり』は鏡だった

     『風と土の秋田』(藤本智士著)という本を見つけた。著者は、2012年から4年間発行された秋田県のフリーマガジン『のんびり』の編集長だった。この冊子はかなり愛読していて、何度かここも書いたなと振り返ってみたら、結構な回数になっているので少し驚いた。読み直し、改めて共感の度合いの高さを知った。 ◆「... 続きをみる