思い方が、愛に向き合う
「に」という助詞は意味の幅が本当に広い。「〇に△」という置き方では〇や△の語によって、ある程度意味は限定されるだろう。「シリアに行く」「一気に攻める」「ご飯に納豆」「首相に似てる」等々。この小説は新聞連載時『愛の乱暴』だったそうだ。改題されたのは理由があるはず。乱暴する対象の問題なのかなあ。 2... 続きをみる
今、頬に感じる風を楽しめれば…
「に」という助詞は意味の幅が本当に広い。「〇に△」という置き方では〇や△の語によって、ある程度意味は限定されるだろう。「シリアに行く」「一気に攻める」「ご飯に納豆」「首相に似てる」等々。この小説は新聞連載時『愛の乱暴』だったそうだ。改題されたのは理由があるはず。乱暴する対象の問題なのかなあ。 2... 続きをみる
金曜日の『チコちゃんに叱られる!』で、「どうして校長先生の話は長いのか」ということが、一つのテーマとして取り上げられていた。10年も務めさせていただいた役職。今は退いたが、どんな答えを導き出すのか少し興味がわいて、観てみた。うーん、なんだかがっかりした。 端的にいうと「ネタ本があるから」と「そ... 続きをみる
広辞苑で「雑談」を調べるとね、「さまざまの談話。とりとめのない会話」と意味があり、その次に「ぞうたん」と書いてあるんだよ。何だろうと別の辞書にあたってみたら、古い読み方でなんと平安期の記録にあるそうだよ。江戸時代には「ぞうだん」という読みが出てきて、「ざつだん」と読むのはその後らしいね。 201... 続きをみる
「NHK新人お笑い大賞」…予選を勝ち抜いた8組の中で最も若い「Gパンパンダ」というコンビが優勝した。二つのコントネタは面白く勢いがあった。ネタをつくる視点に新鮮さを感じた。時代とともにお笑いは変化すると、当然だけれど実はあまり見られない場面を見た気がした。 NHKで始まった土曜ド... 続きをみる
FBでシェアされていたネット記事には目を惹かれた。「健康寿命には、運動よりも食事よりも〇〇が大事」。パッと思いついたのは、かつて読んだ石川善樹の本で、「人間関係」「友人の数」といったメンタルに関わるものだった。しかし、これが意外なことに「読書」の二文字であった。 この調査は、ワンクリックアンケ... 続きをみる
今年の100冊目読了である。未読本が数冊書棚にあるが、なんとなく吉田篤弘にしようと決めていた。文庫の新刊本である。書名だけで読んだ気にさせられる。いい話に違いない。 2018読了100 『電球交換士の憂鬱』(吉田篤弘 徳間文庫) この小説は、電球交換士という「世界でただひとり」の肩書を持つ主... 続きをみる
町長のブログを読んでいたら、ある会で知事が講演し「『子どもの声がうるさいと感じる』というアンケートで、秋田県がワースト2位」と話した記事が載っていて、興味を持った。えっそうなの、秋田県人は子どもが嫌いなのか、だから少子化トップなの…と一瞬は頭に浮かぶが…。 こうした... 続きをみる
これも一度は生で観ておきたい芸の一つだった。「がーまるちょば」。全国ツアーが大曲にやってくるので早々に予約し、2列目ほぼ中央という絶好のポジションで堪能した。パントマイムのパフォーマーとして知名度は高く、小学生から七十代?までたくさんの方が来場していた。 映像でお馴染みの鉄板ネタのほかには、舞... 続きをみる
ワイドショーネタみたいに「沢田研二の公演ドタキャン」について思ったことを一言。散々に批判する者もいれば、気持ちはわかると擁護する者もいるようだ。それにしても、我々の世代にとっては輝く大スターのジュリーが…と暗鬱な気分になる。犯罪ではないにしても「晩節を汚している」と言っていいだろう... 続きをみる
その昔、松下幸之助が起こしたナショナル。家電製品を扱う系列店「ナショナルショップ」は、ピーク時には約5万店あったという。現在の全国にあるコンビニ総数も5万数千店なので、ちょっと驚く。半世紀の違いはあるが、家電の浸透と小売りの変化が似たペースで進んだことだ。 BS『アーススキャナー~宙からわかる... 続きをみる
一昨日「ホジ」のことで方言の本を見ていたら、いつものことながら、この頃使っていないなあという言葉を見つけ、読み入ってしまった。いわゆる共通語(これ自体も死語か)でも同じだが、使われなくなった語は、使われなくなった生活や感覚を表す。探ると今が見えたりする。 ちょうど「ほじなえ(ほじねぁ)」のペー... 続きをみる
仙台在住の小説家熊谷達也がどんなふうにあの大震災を描くのか、興味があった。新聞連載という形をとったのは何か訳があったか。それはともかく、災害が頻発するこの国にあって、考えるべきことは実に多い。三章構成で「2011年、70年後、2014年」という描き方をしているこの小説には、明らかに提案性がある。... 続きをみる
「アヤ―、ホジニャゴドォ」と昔は日常会話でよく耳にした。「ホジニャ」…『秋田のことば』の見出しには「ほじなえ」と出ている。「とりとめがない。非常識だ」という意味。非難する、馬鹿にする時に使う。この「ほじ」とは何か。子供の頃から幾度となく頭に浮かんできたことだ。 私ばかりでなく思っ... 続きをみる
日本一の読書人といってもいい松岡正剛が、BSプレミアムの『推しボン!』という番組に登場していた。 6万冊以上という蔵書のある研究所が撮影場所で、三人のゲストが登場し、自分の「本棚」(つまりは読書歴)を語っていく内容である。 三人は小説家、漫画家、冒険家であり、それぞれに実に面白く興味深く視聴... 続きをみる
テレビコラムの名著。20年前の発刊で、その頃に読んではいなかったと思う。観ていない番組は多いが、取り上げられたタレントはほとんど知っているし、今も芸能界で生き残っている者が少なくない。著者を「disる」文体と揶揄する人もいた。確かにと頷きつつ、それ以上の哲学的とも思えるフレーズに惹かれた。 20... 続きをみる
『秋田のことば』に見出しには「こそくてぁ・こつぁくでぁ」が載っているが、自分としては「こちょくしゃ」が一番近い。つまり「くすぐったい」。以前はその「コチョコチョ」したりされたりする遊びをよくしたものだ。以前に比べそんなふうに触れ合う頻度は下がっているような気がする。親子でも友達同士でも&hell... 続きをみる
中国ではずいぶんQRコードによる支払が進んでいることを目の当たりにした。キャッシュレスに関して「日本人は現金が好き」という論述も多く、自分もご多分に洩れず、やはり「カネ」とは現金というイメージが色濃く残っている。給与振込も最後まで抵抗したから人一倍強いのだろう。この著者はどうなのかなあ。 201... 続きをみる
久しぶりにビジネス雑誌を購入。特集「ビジネス本 総選挙」に惹かれたわけではない。立ち読みでめくった目次にあった対談「文章が読めない子、新聞を読まない人の末路」(新井紀子×佐藤優)に興味を持った。わずか4ページしかなかったが、そこで語られる警告は胸に迫る。 AI時代の到来は社会に何を... 続きをみる
朝日新聞の「論壇時評」をまとめた新書となれば、信頼感を持って読む人もいれば、逆の先入観から入る人もいる。無理もないことだけど、問題なのはそういう固定観念に囚われている思考だ。自省しつつそう思う。2011年4月からの4年間、ここで提起された問題がいかに重要であったか、再読して痛感している。 201... 続きをみる
選書の基準など考えたことはないが、再読したいと思う気持ちが湧く本には何かを求めているはずだ。「分かる」それから「感じる」ということかな。手元に本がなくなったので書棚から引っ張り出した2冊を読み終え、そんなふうに思った。タイプはまったくちがうけれど、お気に入りの著者、愛読書とも言えそうだ。 201... 続きをみる
9月末日。FBにアップしたように孫の誕生日。午後から「一升餅」を背負わせるセレモニーを計画していて、予定通りに実施した。思い出せば、孫の母たる我が長女の時は亡き祖母が傍にいた。あれから32年。自分が一番年長者として小さな背を支えたが、その手はいつまで…。 10月に入る。今関わって... 続きをみる
新潮社『波』の「ベーシックハウスを考える」という連載は半年続いた最終回で、読まなかった時もある。 しかし今回は「懐かしい未来に向けて」という題にも、その中味にも惹きつけられた。 建築家である著者堀部安嗣は、「懐かしい」ということについてこんなふうに解釈している。 Volume120 「(自... 続きをみる
学生時代に『台風の夜』という題の曲を作ったことがある。ブルース調の歌にかぶれていた頃で、出だしはなんとなく今でも覚えている。 十数年前に勤めていた学校で、「台風のときに歩いて登校してくることは子どもには面白いんだよねえ」と話したら、ある保護者から顰蹙を買ったことがある。 一昨日の「ほぼ日」、... 続きをみる