すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2018年2月のブログ記事

  • 必要だが足りない力

    (20180226 雪消月実景⑤) Volume98  「日本に必要だが足りないのは、このプロデューサーの能力です。ひとりひとりのプロフェッショナルには、卓越した人材がいますが、それらを束ねて化学反応を起こし、1+1+1+1……がその総和以上になるような制作物を生み出す... 続きをみる

  • 五輪へそ曲がり視聴記

    (20180226 雪消月実景③)  昨日は競技解説者の「ワオッ」を少し書いたが、結構見続けた五輪について思ったことを、つらつら書いてみたい。まず、本当に今まで知らなかった競技がたくさんあったこと。正直、そんなに種目を増やしていいものか、という気にもなった。競技推進、拡大を図る人たちの気持ちはわか... 続きをみる

  • ワオで出合いチャオでさよなら

    (20180226 雪消月実景①)  先月読んだ雑誌のある対談で、60代後半の翻訳家が「ワオ」という言葉を使っていて、少し驚いた。  かつてはテレビで芸能人が口にしていた気がするが、とんと耳にも目にもしなくなったなあ。  そんなことを思っていたら、平昌オリンピックのハーフパイプを使ってのフリースタ... 続きをみる

  • いびつな国に住んでいる自覚

    2018読了19  『成長から成熟へ~さよなら経済大国』(天野祐吉 集英社新書)  この新書「読んだかも」と一瞬思った。開いたら結構新鮮な気持ちで読むことが出来たので買い求めたが、結局後で思い出すだらしなさだ。「広告に目を凝らす心構え」と書きつつも、ちっとも心構えができなかった証拠ではないか。やれ... 続きをみる

  • 目的と形式を往復しながら

     今週は月曜と金曜に集まりがあり、講話や講義、実践発表等を聴く機会があった。  それぞれの内容については、会の趣旨にそったものであり、聴きごたえのある充実した中味だったと思う。刺激にもなった。  しかし、残念ながら5つあったなかで、時間が守られたのはわずかに一つだけだった。数分伸びたのが一つ、あと... 続きをみる

  • 平均値は正常値ではない

    (20180223 今日もずいぶん冷えました)  読了を覚えていて再読する本、不確かなまま再読する本と正直いろいろあるが、いずれ自分にとっては価値が高いから、再び手にとることになる。その場合、時が経ち立場も違えば、当然ながら、読み込んでしまう視点も違ってくる。同じ言葉であっても、目に入る時、そうで... 続きをみる

  • 懐かなければ伝わらない

     「猫の日」。イヌ年ではあるが猫好きには関係ないだろう。無関心者は昨年もかなり狭量なネタを書いていた。さて結構前から「猫ブーム」らしい。「道の駅うご」に出向いたら、猫の写真パネルがたくさん飾られていた。『世界ネコ歩き』なんていう番組もあるし、世界中に猫好きな人って一体どれくらいいるのだろう。  ま... 続きをみる

  • 更衣着(きさらぎ)の本読み

    2018読了16  『ぱんぷくりん』(宮部みゆき・黒鉄ヒロシ PHP文芸文庫)  手練れの作家宮部が「気がふさいで」いる時に、身近にある縁起物などを題材に「楽しい話」を書いた。おそらく編集者がそれに目をつけ、黒鉄に漫画をつけてもらい、ちょっとユニークな絵巻のような本に仕上がった。「宝船のテンプク」... 続きをみる

  • 自由を保つ1割の目安

     誰の言葉だったか失念してしまった。おそらくTV番組制作者か作家とかだろうか。つい先日メモしておいた一節だ。  「こちらが頭に置いているのは、筑紫哲也が言っていた「視聴率7~10%の理論」である。自由が保たれる視聴率はそれくらいだ、という。視聴率が低すぎれば番組が打ち切られるし、視聴率が高ければ、... 続きをみる

  • 贅肉は美の象徴なのか

    2018読了15 『やせれば美人』(髙橋秀実 新潮文庫)  「妻はデブである」という一文から始まる。そして書名は「妻の口癖」である。なんという自己信頼、自己肯定かと思う。「やせれば美人」の「やせれば」という仮定のなかに、「いつでもできるんだ」という自信が漲っている。そして「美人」というストレートな... 続きをみる

  • 自分の舞台裏に集中せよ

    (20180218 久しぶりの青さが嬉しい) Volume97  「むかしは、舞台裏というものは見せませんでした、見せないのがふつうでしたが、この頃のテレビでは、見えないところを見せる、つまり覗かせる。見る方も覗き趣味を満足させる。」  文句なくフィギュアスケートの金・銀メダル獲得は凄かった。  ... 続きをみる

  • 求められるのはタフさ

    2018読了14~「村上さんのところ」へ五日間④  『村上さんのところ』(村上春樹 新潮社)  かつて飲食店を経営し、物書き以外の音楽、猫、ランニング等々の多彩な趣味嗜好を持つ。また当然ながら海外文学や映画などにも造詣が深い。毎年「ノーベル文学賞候補」になり(「正式な候補」はないと著者は記すが)迷... 続きをみる

  • あなた自身に与える教育

    (20180204 「佐藤信淵」幟はためいて) 2018読了14~「村上さんのところ」へ五日間③  『村上さんのところ』(村上春樹 新潮社)  学生(小から大)や教員からの投稿が結構あった。「学校」「教育」をダイレクトに訊く内容もある。この作家は、その類に関してあまり積極的に意見を述べない印象があ... 続きをみる

  • 規則正しさが救う

    (2018020214 ベアレン今年は2種のチョコビール) 2018読了14~「村上さんのところ」へ五日間② 『村上さんのところ』(村上春樹 新潮社)  「相談・質問・おしゃべり」を寄せた年代は様々、小学生から83歳の老女までだ。また日本人は多いが多国籍。そして内容は、作品や発言に関する質問から自... 続きをみる

  • 「村上さんのところ」へ五日間

    (20180214 朝焼けがつくりだす) 2018読了14  『村上さんのところ』(村上春樹 新潮社)  ハルキストでも村上主義者でもない。しかしこの企画は気になっていた。まえがきに「何年かに一度、読者のみなさんとメールのやりとり」と書かれてあり、作家としての姿勢の一つだろうと感じた。専用サイトの... 続きをみる

  • ミタビ、厳冬食温麺

     まさに雪と格闘する如月、映画「八甲田山」が思い浮かびます。   さて、寒波対抗のためにはあったかいものを…1月下旬にもそんなことでつらつら書きましたが、麺食い野郎またの登場となりました。  気を紛らして、心だけでも温かくなりましょう(ってなるわけないか)  「野菜天ぷらうどん」  ... 続きをみる

  • こんな雪の日に聴いては…

    (20180212 AM9:45)  いやあ降りました。そして降り続けています。  こんな朝にふと思いついたのは、担任していた頃に自分でも伴奏できそうなのでよく歌わせた(もう教科書には載っていない)『雪のおどり』という曲でした。  https://www.youtube.com/watch?v=u... 続きをみる

  • 自裁した人は問いかける

     秋田県の自殺率が全国一高く、行政もそれに対し真摯に向き合っていることを承知している。目標数値を挙げざるを得ない事情は理解できるが、正直少し割り切れなさは残る。先月「自裁」した保守派の論客西部邁について、佐伯啓思がその意味を問うた「いかに最期を迎えるか 自分なりの『死の哲学』は」が重い。  本県は... 続きをみる

  • 五輪の日向が暖かった頃

     NHKが時期に合わせ「SONGS」(2/8)で「冬の熱戦を盛り上げた歌」をテーマに放送した。Over58ぐらいの話題だが、なんといっても懐かしいのは1972年の札幌五輪。開会式の映像も流された。昨夜の平昌のフレンドリー&スマイリーな(オチャラケタとも)入場行進と比べれば、実に凛々しく引き締まって... 続きをみる

  • 言われてみれば、ソウダナ

    (20180209 雪の一本道) Volume94  「蛙が飛びこむ時、音はしないんですね。ただ、すーっと水の中へ入っていくだけですよ。」  松尾芭蕉に関する著書を何冊も出している嵐山光三郎が、俳人でもある女優の富士真奈美との対談で語った言葉。  60年もの間、芭蕉を追い続けた嵐山が、昔、芭蕉庵が... 続きをみる

  • 「愛」より信頼に足る物語

    2018読了13  『俺に似たひと』(平川克美 朝日文庫)  著者が自身の男親を介護し、見送ったことを「物語」という形式で書いている。ジャンルとしてはノンフィクションに違いないのだが、「俺」という呼称で語り手を設定し、当事者よりやや俯瞰的な意識を持って書き進めている。介護という現実の中で目まぐるし... 続きをみる

  • もう誰も言わないズボン下と

     先週の寒さで思い出したのが「秋田の男子高校生コート問題」。一昨年テレビの情報番組やバラエティで取り上げられたので、覚えている方も多いだろう。自分も「横並びと我慢と消費」と題して書き散らした。この寒さでもそこは変わらないのだろうか。そう言えば、と中学や高校の頃の「ズボン下」のことが浮かぶ。  70... 続きをみる

  • 立春大吉、カミサマ信じて

    (20180205 新政・立春朝絞り)  「立春大吉」今年も新しい年が始まった。お札代わりに、毎年知人から届けていただくこの日限定の「立春朝絞り」に手を合わせる。謹賀新年より立春大吉の方が、どこかすっきりしているのは字画の印象だけでなく、「春」近し(実際はまだまだだが)という気持ちを強く感ずるから... 続きをみる

  • 毎日「贈り物」は届けられて

    2018読了12  『待場のメディア論』(内田樹 光文社新書)  2010年発刊なので新書としては賞味期限切れと言われるかもしれない。しかしそうはならない所がウチダ本の魅力だ。これはおそらく著者が「『贈与と返礼』の人類学的地平」にぶれずに立ち続けているからだ。常に本質を問う人は、目前の事象がどんな... 続きをみる

  • 独り視聴者委員会~節分

    放春花(boke)3  正月に『紅白』『相棒』のことに触れたが、このタイトルで書き出すのは今年初だ。相変わらずニュースとドラマが中心視聴だが、どうにも全体的にマンネリ気味のような気がする。そこで視点を変えてお薦めしたいいくつかを…。今までほとんど見ていなかった『ダーウィンが来た!新生... 続きをみる

  • 観測データ、体のデータ

     晴れ、低温の天気予報がばっちりと当たった朝となった。除雪車が出なかったので久しぶりに余裕がある。着込んで外に出てみると、西の空には月がぽっかりと浮かんでいる。そして東はもうすぐ陽の昇る気配、見事なグラデーションカラーだ。一年に何度もない景色、除雪車が押し上げた雪山の上でパチリと撮った。 (201... 続きをみる

  • 特集報告「あきずにあずき」

     今年の年賀状に「あきずにあずき」という意味不明の文を書き散らした。  しかし、年頭の言葉として当然「決意」はあるわけで、と言っても文章通り今年も小豆を炊いていきますよ、ということである。  壱月は、いわゆる「小豆煮」を三度ほど作った。  もちろん、甘味抑え目なのでストレートが美味しい。  ただ、... 続きをみる