すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2017年4月のブログ記事

  • おっLike a Rolling Stone

     白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ  あまりにも有名な若山牧水の短歌。教科書にも載っていて何度か授業したことがある。分析批評という手法を使いはじめた頃…今は改めて言わなくとも「対比」「区切れ」「色」など、発問要素になっているはず。とても印象深い歌だが「牧水」というと... 続きをみる

  • 独り視聴者委員会~「ひよっこ」

     朝ドラの視聴率はもはや定番話題だが、さほど視聴者が気にしているわけではない。しかし、この「ひよっこ」が期待ほど伸びていない理由の分析は、読んでいてなかなか面白い。一つは前作「べっぴんさん」の後半のダウンが引き継がれているということ。これは頷ける。それほど前作の終盤部は面白みに欠けた。  朝ドラは... 続きをみる

  • 一年が速いと感ずるのなら

     かつて大勢の参加者がいる開会行事で、「一年去って、また一年」と切りだした会長さんがいた。残念ながら笑いは出なかった。おそらくは「一難去ってまた一難」と掛けたと思われるが、気づいたら苦笑というジャンル?の駄洒落だろう。しかしまあ「一年去って」という心持ちは、齢を重ねる度に実感が強くなる。 2017... 続きをみる

  • 先を行く人は…

     あの復興大臣の失言も、その前の地方創生大臣の学芸員に関する失言も、結局「経済最優先」の見方で括られるような気がする。もちろん、復興や創生は経済抜きであり得ないのだが、人はそれのみで動かないという肝心な点が抜け落ちた。先に立つ者は、個の価値観全体が否応なく晒される世の中になっているのだ。  お世話... 続きをみる

  • 消費社会の質を問う

     『里山資本主義』の感想メモを書きながら、ふと頭をよぎった一節がある。  備忘メモとして残してあるファイルを探してみたら、御大内田樹氏のコトバであった。結構、前に書かれたようだ。出典は失念した。 Volume49  「消費社会は親族の解体を要求した。親族の存在が消費行動を制約するからである。(中略... 続きをみる

  • 明るいシナリオはト書きが重要

     ずっと気になっていた新書だった。ずいぶんと話題になってテレビ等でも特集が組まれたりしたので、少し間を置いて読んでみようと決めていた。刊行から4年、認知度はまだまだと思うが、書名かつキーワードである「里山資本主義」の波は確かに起こっているだろう。「六次産業化」や「過疎の強み」とも結びつく。 201... 続きをみる

  • 23人の華を読む

     アンソロジーとは「詞華集」を表していたが、今は特定ジャンルの作品集という意味にとらえられている。語源をもっとたどると「花集め」。そこから鉢植えに花を寄せるイメージが湧く。お気に入りの作家をめあてにしながら、他の作家の文章に触れると、そのイメージに納得する。知らない花はまだたくさんある。 2017... 続きをみる

  • 目の前の子へ「身土不二」

     その土地ならではの収穫物が、都会や遠隔地に流通することを否定しているわけではない。  それは、経済面でもまた地域活性化を支える精神的な点においても大いに喜ぶべきことだろう。  しかし、その前に心したいのは、その土地に育った作物や山菜などを、その土地に住む人が口にすることではないか。  そんなこと... 続きをみる

  • 直観・理性・一行三昧

     身体の調整には休養や運動が必要だが、心の調律はやはり読書が手軽だろう。時々生き方に関する本を手にして、日々の暮らしと対応させてみることは悪くない。残る言葉は残るし、身につかないものは何度繰り返しても通り過ぎる。思いもかけない箇所で、共通点や相違点を見つけられるのも、指南本読書の魅力だ。 2017... 続きをみる

  • 独り視聴者委員会~4月

     BSプレミアムで放送された「喝采 驚嘆と爆笑のマジック!HARAとブラボー中谷」は面白かった。対照的な二人の組み合わせの妙や、華やかなHARAの原点が大自然にあることが印象的だった。そして何よりブラボー中谷という芸人の、地道ながらも志のある活動に、同県人として誇りを感ずる嬉しい内容だった。  警... 続きをみる

  • 入口幸福論

     仙台への行き帰りなどよく立ち寄る某「道の駅」で、いつもの駐車スペースが工事中で使用できなかったので、裏の駐車場に回った。  当然こちら側にも入口があり、円形を描くエントランスは二方向から入れるようになっていた。  そこになかなかユーモアセンスあふれる案内が記されていた。  右手が「幸福への入口」... 続きをみる

  • 桜の見方に気づかされる

     震災のあった春、弘前の桜を観にいったことを皮切りに、毎年東北各地の桜の名所を訪れることを決めた。齢を重ねていることとは無関係ではないと思う。目に収めたいと気持ちが逸ってくるのは、ある意味の老化防止になると期待も込めている。去年は福島三春の滝桜、そして今年は宮城の白石川堤一目千本桜だ。  ちょうど... 続きをみる

  • 表現にあきないコツ

     「あきる」ことはよくある。  同じことを続けてあきないためには、目的を見失わないこと、刺激し続ける工夫をすることが大切かなとぼんやり思う。  あきずにやっていられるかどうかは、二つのバロメーターなのかもしれない。  教育にあきずに取り組めた(?)のも、仲間や尊敬する実践家の方々のおかげだ。  何... 続きをみる

  • カゲの人、かく思う

     県の教職員広域交流異動が本格的に始まったのは、平成16年度だった。  その年に見事に(笑)該当者の一人となった自分である。  と言っても私の場合は完全に自宅通勤できる距離だったので、さほどの負担はないと思ったのだが…。    異動する直前の2月に4週間、筑波の教員研修センターへ研修... 続きをみる

  • クラーク博士もそう思うでしょ

     「なぜ、表現に取り組むのか」などという大げさな題をつけているファイルが、PCデータの中にあったので開いてみたら、そうそうと思い出した。  教頭時代に6年生の国語を専科のように授業させてもらったことがあり、『紙芝居』を単元化して取り組んだことがあった。  その途中で子どもたちに向けて話したことを、... 続きをみる

  • 静まり返った聴衆

     聴衆が静まり返る一言…数々の講演、講話を聴いてきたが、そんな経験はあまり多くない。  データ整理のなかでふと見つけた拙い報告がある。  学校では年度初めの様々な会が連続して行われ、慌ただしい時期だ。  PTAなども開かれたことだろう。  そんなこともふと浮かんだので、紹介したい。 ... 続きをみる

  • 「インディアン」を守ろう

     昨日「キニナルキ」として紹介した文章の中に「食」と関わることがあった。  それもぼんやり思いながら、「たべびと」の本ブログ移籍後(笑)の第一稿に何を取り上げてみようか、と考えて浮かんだのが、これだ。  「ボダッコ」  県内在住で地元紙を購読している方なら、ああと思い出す方もいるかもしれない。  ... 続きをみる

  • キニナルセカイ、三連発

     シャカイやセカイはいつも動いているから、踏ん張らないと立ち止まることさえ出来ない。  踏ん張るため、立ち止まるため、それは次の動きを定めるためだけれど、僕はいつもコトバに目を留める。 Volume46  じぶんたちが「せまい世界」にいるということ。  つまり、ほんとは、世界というものはもっと広く... 続きをみる

  • 「かならず選挙に行く」という笑い

     先日観たTVのお笑い番組でANZENという漫才コンビが「かならず選挙に行く」というオチを繰り返すコミックソングを歌っていた。昨年末あたりから知られていたようだが、その曲の入ったCDが4/19に全国発売されるという。認知度も一層高まることだろう。確かに笑いを誘うが、少し複雑な感情が湧いてくる。  ... 続きをみる

  • 源はやはり稀な人

     検索で「星野」と入れると、「星野リゾート」より「星野源」が上にくる…どうでもいい情報だ。久しぶりに月刊誌「ダ・ヴィンチ」を買ったのは、その星野源特集だったことも理由の一つ。大いに興味あるというほどではないが「第九回伊丹十三賞」の授賞者である。糸井重里、タモリ、内田樹…... 続きをみる

  • 「幸せな子ども時代」を阻むもの

     「貧」は見てのとおり、「分」+「貝」によって出来た会意文字。「貝(財貨)」を「分ける」ことによって乏しくなった状態を示す。この意味を現在に照らし合わせると、偏りが酷いので富める者と貧しき者の格差がでるということか。「今」と「貝」を重ねると「貪(むさぼる)」という字になることが、少し悲しい。 20... 続きをみる

  • 13年目の生き残り

     このブログ開設は2005年4月9日。昨日で丸12年が経過し、今日から13年目ということになる。自分の教育実践を中心にホームページ「すぷりんぐ」を始めたのが2001年。確か同じ頃に、勤務校のホームページも作った。流行ってきたブログを始めたのが2004年。調子に乗って2つめに手を出した。それがここだ... 続きをみる

  • 光るコピーに座布団10枚

     「事実は小説より稀勢の里」  某温泉施設の休憩室で手に取った週刊誌の、その小見出しに「やられた!座布団10枚」と思った。  当然、大相撲3月場所の誰しも予想だにしなかった劇的な結末のこと。  それにしても、上手いコピーだ。  ことわざや慣用句を使って最近の話題をコピー化することは、よくある手法だ... 続きをみる

  • 1%の悪の成立

    Volume45  「鳥の中の1%が托卵により自分の子孫を残しています。私は、この1%が自然界で托卵という悪が存在できる限界の値ではないかと考えています。99%の鳥がまじめに自分で子育てしているので、1%の托卵という悪が成立するのでしょう。同じことは、人間社会にも言えます。いつの時代にも悪人が存在... 続きをみる

  • おへそと子供と

     最近へそをまじまじと触ったことがあっただろうか。もう何年も意識して触ったことがないように思う。まあ、風呂で身体を洗うときに触れてはいるのだけれど。考えるまでもなく「自分」が一個の存在として始まった貴重な「跡」。最も重要な部分とわかっているけれど、ふだんあまり認識をしていない箇所でもある。 201... 続きをみる

  • 今日もデビューの日

     今日は「デビューの日」だそうな。その由来が、かの長嶋茂雄のプロ野球デビューにちなんでいることを初めて知った。一定の年齢以上だったら納得できるだろう。私とてライブでその場面を観ているわけではないが、4打席連続三振のスタートであったことが、劇的な野球人生の始まりを告げる象徴だったんだな。  ここ数日... 続きをみる

  • どうでもいいことを真剣に書く

     集中力がない、持続力がない、瞬発力もない、さらにまた協調性もない、当然ながら計画性もない…と他者から指摘されれば、「うっ、うん」と頷かざるを得ない。そう自覚しつつ振り返れば、なんとこのブログももうすぐ丸12年が経過しようしている。「どうでもいいことのさなかに生きる」証しのようにも見... 続きをみる