すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2014年5月のブログ記事

  • 5月,ざっとふりかえり

     天気のいい連休から始まったこの5月。あまりに好天が続いたので心配はしていたが、運動会ウィークの中旬週末は、空模様が気になり、学校関係者はやきもきさせられた。それにしても今はかなりの確率で、数時間後の天候判断が可能であり、その面では助かる。ただ最終的な決断はいつの場合も人であり、何を根拠に決断する... 続きをみる

  • 「要するに」を遣う男に

     録っておいた映画『木更津キャッツアイ』で,変なキャラクターを目にした。日系人役で「要するにぃ」を連発する。その「要するにぃ」は単なる前置きに過ぎず,本来の役割になっていない台詞連発である。日本語の不自由感を出すにはいい手法だなと思いながら,こんな人は身の周りにも結構いるよね,と気づく。  【要す... 続きをみる

  • 豊かさとは負けしろのこと

     内田樹教授のブログを見ていたら、見かけない言葉があった。「負けしろ」である。検索をしてみたら、内田教授は以前から使っていたようである。結構読んできたと思うが、目にしていない文章の中だったかもしれないし、問題意識がそこになかったから見過ごしたのかもしれない。とにかく、今の自分には結構響く言葉ではあ... 続きをみる

  • 「最強」ブームに小さくもの申す

     最近見たニュースだったろうか、プロ野球の試合後インタビューで、「最強の、最高です」という表現をした選手がいた。  まあ、たわいのない強調表現なのだろうぐらいしか思わなかった。  書店で手にした『総合教育技術』(小学館)の今月号の特集名が、「最強の校内研修」とあった。  へええ「最強」かあ、「最高... 続きをみる

  • 境界線を持つ男の薄笑い

     「2014読了」56冊目 ★★    『エコラム』(リリー・フランキー 新潮文庫)  この文庫は昔からのリリーファンでないと読まないだろうなあ、と思う。  その昔、私はマガジンハウスの『ダ・カーポ』誌で、リリーの存在を知りそのセンスや文体が好きになった。  ここに収められているエッセイは『ポパイ... 続きをみる

  • 小さな驚きを大事にすれば

     久しぶりに落語の会へ。「あきた落語愛喬会」(柳家喬太郎がメイン)も、もう12回を数えている。今回は三遊亭白鳥との二人会。喬太郎はいつ聞いても安定感があり、十分に堪能されてくれる。白鳥は新作落語の雄であるがじっくり聴くのは初めて。二席目に噂には聞いていたが皇室ネタが演じられる。なんとも言えない驚き... 続きをみる

  • 小さくとも輝くものを見つける

     遠足の引率で美術館に行き,「中村征夫展」を観た。本県出身の水中写真家の名前はもちろん知っていたが,ちゃんとした展示をみるのは初めてだった。こういう類の写真は初めてみるような気がする。とにかく「色」である。水中,海底なので,光の使い方が決定的だろう。とにかく極彩色が暗い海で蠢いている。  先週は職... 続きをみる

  • 何がデッドラインなのか

     「2014読了」55冊目 ★★  『デッドライン仕事術』(吉越浩一郎  祥伝社新書)  佐藤正寿先生のブログに紹介があった。  この頃仕事術関連は読んでいないので,たまにはいいかなと思い注文した。  「すべての仕事に『締切日』を入れよ」という副題が示しているように,締切厳守を徹底する思考や行動が... 続きをみる

  • オッサン,ぐだぐだ言い放題

     忙しい。ちょっとこの感じは1年に2,3度あるかな、と思う。やりたかったことがまるまる4日間手をつけられなかった。もちろん、えんえんとやり続ければできただろうが、遅くまで残って手をかける気力、体力?もない。そんなことを振り返って一週間の暮らしを思い出したら、こんなに早起き(というより目覚める)して... 続きをみる

  • スマホ時代の漢字のなまえ

     運動会が終わって、ようやく子どもたちの写真を掲示する仕事に取りかかれると思った。名前を貼り付ける作業を進めながら少しずつ顔を覚えようと考えたのだが、ちょいと難関が待ち構えていた。いわゆる「キラキラネーム」打ち込みである。ある学級の子供達を例にいうと、パソコンの辞書変換で候補として出てきた名前の数... 続きをみる

  • 役割があることの力を

     「2014読了」54冊目 ★★  『しつけの知恵』(多湖 輝  PHP文庫)  副題が「手遅れにならないための100の必須講座」とある。  私が手にしたのは、2010年刊の第1版29刷である。単行本が2001年、文庫化が2003年だから、ずいぶんと版を重ねている名著であろう。  第一章から第十章... 続きをみる

  • 問題提起か問題視か

     『美味しんぼ』の表現をめぐっての批判が喧しい。昔からのファンではあるが、週刊誌で読むのではなくコミック派なので、今回も実際には目にしていない。ただ大震災以降、原発事故はあの漫画が取り上げる重要なテーマの一つであったので、ストーリーとして登場するのはごく自然であろう。その是非について語る見識はない... 続きをみる

  • 子どもの独立世界表現

     先週の「桜」の続きではないが、芭蕉のこの句はどうなんだろうなあ、と思う。  さまざまの事思ひ出す桜かな  この「桜かな」が、他の花ではまったく駄目な気がするし、やはり装置なのかなあ、と引きずりつつ…  3年に1回ぐらいは購入する有名なある月刊誌を読んでいたら、「『孫と句会』の悦楽時... 続きをみる

  • 数字の奥を覗きこみたくなる

     書店で雑誌あさりをしていて,今月はあまりいい特集がないなあと思っていたら,ムック本のような一冊が目に留まった。  『日本「意外」MAP』(オークラ出版)  「47都道府県マル秘ランキング」という宣伝文句も載っている。日本地図のレイアウトに,様々な項目のランキングをくっ付けた体裁だ。  手を伸ばし... 続きをみる

  • 不要なものを身につけたなあ

     地元それも自宅から近い学校なので,今週は三日間徒歩で通勤してみた。ようやく花粉は飛ばなくなったし,前々からその時期が来たら…と決めていたことだ。1kmに満たない距離で住宅地があり橋を渡っていく,手頃なコースである。しかも,そんなに距離の変わらないいくつかの道筋がある。変化もつけられ... 続きをみる

  • 事実の継続がナンバー1

     『ためしてガッテン』を時々見る。先日「20年目の大感謝祭」と銘打って特集をしていた。19年間の全ての項目から,好評だったものをいくつか紹介したのだが,ノーベル財団に依頼して「ガッテンワザナンバー1」を決める企画はなかなかだ。つまり一番信頼性のあるものを,権威ある団体が選び出すことだ。    一番... 続きをみる

  • だからといって花見止めません

     「2014読了」53冊目 ★  『桜は本当に美しいのか』(水原紫苑  平凡社新書)  今年は学校や公園などの桜も見事だったが、山に自生する桜もよく目立ったように思う。  数回出かけた山間部への行き帰りにそう感じた。  桜並木そして一本桜、どちらも人間が意図的にその場所に置いたわけだし、姿を愛でて... 続きをみる

  • トップに送るトップの言葉

     「原因はコメだ」  と大胆に言い切ったことに驚いた。  テレビニュースで見たし、翌日の新聞にも一面で取り上げられた。  秋田県の佐竹知事が、本県の人口減について、記事のような発言をした。  さきがけWeb  社会環境、産業構造の流れからその指摘は的外れではないことはわかる。  しかし知事がそう言... 続きをみる

  • 花見が終わりマスクが外れ

     購読している地元紙の「桜」情報コーナーが姿を消したのは、昨日月曜だ。それはそうだろう、前日にしても県内各所がほとんど「葉桜」の表示だったのだから。しかし一ヶ所だけ「七分咲き」とあり、そこが毎年最後の花見を楽しめるポイントだ。ちょうど土曜日が運動会で、月曜は振替で休日。混雑することもないだろうと、... 続きをみる

  • 書名がにやりと笑った

     「2014読了」52冊目 ★★  『やさしさをまとった殲滅の時代』(堀井憲一郎  講談社現代新書)  私が持つ著者のイメージは,落語評論家だった。しかし,それだけではないらしい。  3月末にまとめ買いした本の一冊,この連休にようやく手につけた。  ぱっと見たとき,「殲滅」ということばをどう読むか... 続きをみる

  • 笑いたくなるほど強引な仮説

     【運動】(うんどう)  ③体育・保健や楽しみのために身体を動かすこと(広辞苑)  昨日終わった運動会のことをあれこれ思っていたら,ふと「運動」という熟語が気になった。  もちろん,上の意味のほかに,物理的,社会的,生物的等々かなり範囲の広い言葉である。  小学校教員として一番身近なのは,やはりス... 続きをみる

  • 喫茶店の席から遠く離れて

     NHKBSで放送されていたドラマ「珈琲屋の人々」(5回連続)を観た。  どちらかと言えば地味なストーリー,キャストではあったが,不思議にその雰囲気に惹かれた。  これはもしかしたら世代的な傾向で,若い頃に「喫茶店のマスターになってみたい」といったような願望をちょっとだけ心に抱いたからかもしれない... 続きをみる

  • 悩むこともまた道徳

     異動期の整理の続きを連休中に行ったら、全然ページも開いていない教育雑誌があった。  どうやら職場に送られてきた見本誌のようだ。  一度や二度は購読したことがあるが、自分にはちょっと合わないなという気がしている。  ただ真新しいまま処分もできないかなとページをめくってみる。  まず、目次をみる。 ... 続きをみる

  • 親育ちの鉄則として

     「2014読了」51冊目 ★  『子育ての鉄則』(星幸広  大修館書店)  著者は、元警察署長である。  その職業を通しての経験から、「子育て」に対する提言を「鉄則」という強い言葉で打ち出した。  その内容について、特に目新しいといえる項目はないかもしれないが、著者のキャリアから強調したい点は過... 続きをみる

  • 「少しだけ」のやさしさ,厳しさ

     「2014読了」50冊目 ★★★  『少しだけ、無理をして生きる』(城山三郎  新潮文庫)  ここに取り上げられた人物は、広田弘毅、渋沢栄一、毛利元就、田中正造、浜口雄幸などであるが、誰一人として「少しだけ」無理をしてきたわけではない。  おそらくは、想像を絶するような無理を自分に強いてきた。そ... 続きをみる

  • 桜は語るものではないけれど

     新聞読書欄の「新書・選書」レビューの欄に,気になる題名の本を見つけた。『桜は本当に美しいのか』(水原紫苑・平凡社新書)。今年はサクラづいている?ので興味を持った。副題が「欲望が生んだ文化装置」とある。これは読まずにはいられない。ところが,さっそくネットで注文を試みたが…あれあれっ。... 続きをみる

  • 自然の摂理に合わせる原則

     「2014読了」49冊目 ★★  『隠蔽捜査4 転迷』(今野 敏  新潮文庫)    今年になって5冊目の『隠蔽捜査』だ。いつもながら主人公竜崎の思考や口調が快い。内容的には今までより少し展開が抑えめかな?それはともかく,意外な知識を得た。「家宅捜索は日の出から日没までしかできない」という一文。... 続きをみる

  • これも「命」と「夢」があるから

     連休初日は早起きして,「山の顔」を見に出かける。時期的に山菜はまだ少し早いことはわかっているが,毎年撮っている桜のこともあるので,靄がかかるなか,峠道を越えていつものフィールドである廃校跡に向かう。桜は満開ちょっと手前であったが,朝日に照らされて輝いていた。ここの枝ぶりは本当に好きだ。  山の恵... 続きをみる

  • 残る桜も散る桜

     情けないラジオ放送を聴いた。女性アナウンサーが近場の楽しめるスポット紹介をしていて時期的に桜の話題となった。「おしら様の…」という声が聞こえたので,先日写真を撮ったあれだなと耳を澄ましたら,「おしら様の,エダタレザクラ,ですね」。相手もいるスタッフもいる,誰も訂正しない&helli... 続きをみる

  • 脇役の台詞採用を願って

     「2014読了」48冊目 ★★★  『ルーズヴェルト・ゲーム』(池井戸潤  講談社文庫)    TBS系列がない本県なので、放送されるかどうかはまだ不明だが、テレビドラマで見るよりも先に読みたかった。  ネットなどでキャストが発表されていて、唐沢・江口の顔がその中に見えた。かの名作「愛という名の... 続きをみる

  • 読み方も考え方も,遊び方だ

     「2014読了」47冊目 ★★★  『国語辞典の遊び方』(サンキュータツオ  角川学芸出版)  よくラジオや雑誌で「無人島に持っていく一冊」などという特集やコーナーがあったりする。  大事に思う何冊かの本が思い浮かぶ。  しかしそれを押し退けて,「国語辞典」というのが今の自分の結論だ。  さしあ... 続きをみる