すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2011年8月のブログ記事

  • 美しくないことが、その要件だ

     校内で、夏休み中に参加した諸講座や研修の報告会を持った。  新教育課程になり、各種計画の整備が求められている。いや実際には移行の時点から計画は立てられ、今はそれを修正していく、調整していくという段階だろう。  広範囲のことだから全部順調だとは言えないが、そういう現状に「指導」が加えられる時、どう... 続きをみる

  • 造化の主が遣わした

     植物オンチを自称するくらいなので、その花の名前は知らなかった。  先週立ち寄った道の駅で、端の棚に鉢ものがいくつか並べられていて、一緒にいった連れ合いが「あっ、サギソウ」とつぶやいたのだった。  一見、本当にか細くどこにでもある草のような茎をしているが、近くに寄りたった一輪だけ小さな花をつけてい... 続きをみる

  • 花火にエール

     桟敷席の抽選にもれたのであきらめていたのだが、知り合いの好意で思いかけず手に入れることができたので、数年ぶりに大曲の花火に出かけた。  日本一を謳う花火大会のことについては、ネット上でも多くの情報や感想や教訓!があり、出かける前にそれらを見たのだが、それだけでも結構疲労感を覚えるほどだった。  ... 続きをみる

  • 坦々のありかはここでした

     新潮社のPR誌である『波』が500号となった。  それを記念して、表紙に掲載している作家の筆蹟が「文士たちの筆蹟」としてギャラリーっぽく特集されてある。  これがなかなかいい。  記念すべき一号は、あの川端康成だそうである。  その言葉は「風雨」。  それ以外にも超のつく有名作家が並んでおり、さ... 続きをみる

  • 初日、「心のスイッチ」が…

     二学期初日。  西側の校門のところでちょうど下水道工事をしており、集団登校の列に何かしら影響があるものかと思い、いつもより早めに学校に行き、その場所に立って子どもたちを待つ。  工事の開始時刻を遅らせてもらうことは昨日確認したので、その点は安心だったし、さすがに鉄板など敷き詰めて安全性は確保でき... 続きをみる

  • 坦々と乱読を

     夏休み読書、昨日までのところで15冊。  物足りない冊数、振り返ってみると脈絡の感じられない選択…実は結構歯ごたえのありそうな本も買ってはいるが、棚上げされていたり、挫折のままだったり…。  ある意味「乱読」だったなあ、と反省する。  締めくくりのここ一週間が特にふら... 続きをみる

  • 紳助引退を導入にしてみたが

     朝から絶え間なく報道されているので、今日担当する職員研修の導入にその話題でもと思い、使ってみた。  「1956年3月生まれで全く私と同じ齢ですが、島田紳助のように私は辞めることはできません。だから頑張らなければと思って、このパワーポイントを作りました」…そんな前振りで二学期開始にあ... 続きをみる

  • 定番?への挑戦を続ける

     ぐんと涼しくなった。  夏季休業もあと二日となり、そろそろ学期モードに切り替えが必要となっている。    この夏は研修のための遠征が出来なかったことが少し心残りだが、それなりに公私共に充実していたように思う。  参加した研修会はそれぞれ学びが大きかった。  このブログを中心に感想メモを残しながら... 続きをみる

  • 渋滞を解消するアプローチ

     以前『渋滞学』という新書があるのを、書籍紹介などで見かけて、世の中には様々なことを研究する人がいるものだなあと、妙にその命名が気になっていた。  でもなあちょっと難しそうだし…と進んで手を出すことはなかったが、先日書店で「知りたい!サイエンス」シリーズと銘打って、次のような本を見か... 続きをみる

  • 人はモノで動く

     8月4日に本校で算数授業研修会を開いたことは、その翌日にここにも書き残しておいた。  http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/d/20110805  その折の授業(教育専門監の先生が本校5年生を対象に、連立方程式につながる思考を養うことをテーマに行った)を見ていて、私な... 続きをみる

  • 風葬の教室の始まりは絵だった

     鳥獣戯画という素敵な絵を社会科の教科書で見たことがあります。  『風葬の教室』(山田詠美 河出書房新社)は、そんな一文から始まっている。  それはどんな意味があるのだろう、と思い巡らすことになった。  というのも、昨日は午前中に所属している研究会で、来月の授業研究会に向けて指導案検討が行われ、そ... 続きをみる

  • やはり私たちは、私は…

     『授業からの解放~フレネ教育運動の試み』と関わって、もう二つばかり書きとめておきたい。  フレネ教育に限らず、伝統的な教育からの脱皮、革新を目指した動きが、この国全体に拡がらなかったのは何故だろうか。  この件に関して教育学や教育史学等での検討、研究はあるだろうと思う。  全くそういう知識なしに... 続きをみる

  • 計画からの束縛に気をつけろ

     再び『授業からの解放~フレネ教育運動の試み』から。  書名となっている最終章の「3 授業からの解放」は読みごたえがあった。  北海道教組の教研集会での講演がもとになっている文章である。  冒頭のところの、この問いかけに考えさせられた。  今、日本の学校の授業で、この「導入」をたいせつにしようとい... 続きをみる

  • その常識を疑ってみること

     先月末に上條晴夫先生がブログで取り上げていて、  http://ameblo.jp/gbc02527/entry-10966310374.html  前から少し気になっていたので、取り寄せて読んでみた。  『授業からの解放~フレネ教育運動の試み』(村田栄一 雲母書房)   教育潮流という表現があ... 続きをみる

  • タイムカプセルの原則

     のんびりと録画しておいた映画を観た。  『60歳のラブレター』  http://eiga.com/movie/53942/  銀行が主催した企画で、長年連れ添った夫婦の話を集めその中の秀作を映画化したらしい。  取り立てて良いとは思えなかったが、イッセー尾形と綾戸智絵の夫婦はなかなかであった。 ... 続きをみる

  • お盆に『寝ずの番』

     五年ほど前に津川雅彦(マキノ雅彦)の初監督作品として、ちょっとだけ話題になった映画だ。  『寝ずの番』  http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/nezunoban/  秋田市での用事が済み、上映時刻にすべり込みセーフで観ることができた。  放映最... 続きをみる

  • 閉鎖系、今こそ融通と節制を

     『復興の精神』(新潮新書)  いわゆる識者と称される方々だろう、九名それぞれが今回の震災について、震災以降の生き方について、考えや思いを述べている。  養老孟司、茂木健一…最後の阿川弘之まで、いずれもビックネームなのだと思うが、存じ上げない方(文章は読んでいるのかもしれないが記憶が... 続きをみる

  • 磨くべき美意識とは

     日曜朝の某番組にかの藤原正彦教授が出演していた。  一緒にあの都知事も出ていて、もう方向性はわかっているような内容だが、藤原教授のあの独特の声が聞きたくて、ちょっと見ることにした。  途中、例によってあの都知事がこんなことを言う。  「ぶん殴られなくちゃいかん、この国は!」  だからどうしてそう... 続きをみる

  • 午前三時に鳴く蝉よ

     隣家のもみじの樹に止まったらしい蝉が鳴き始めた。  まだ午前三時を回ったばかりである。  ここ数日、夜間は窓を開け放したまま寝ているので、ずいぶんと喧しく聞こえる。  うつらうつらと寝返りをうちながら、先週末に読んだ『風の中のマリア』(百田尚樹 講談社文庫)のことが思い浮かぶ。  オオスズメバチ... 続きをみる

  • 「好かれる」は大事な言葉だから

     宅配用の覆われている黄緑色のビニールを破り、その特集名を見たときに、ふっと違和感を覚えた。  『国語教育』(明治図書)の2011.9号である。  特集名は「好かれる国語教師の条件」。  中味を見ずに机上に置いたままだったが、昨日、石川晋先生のブログで触れられていたので、改めてページをめくってみる... 続きをみる

  • 祭りの風景

     昨夜のNHKスペシャルは見入ってしまった。  http://www.nhk.or.jp/special/onair/110807.html  冒頭に仙台七夕からの中継があった。  そこに登場した僧侶で作家である玄侑宗久は、キャスターに向かってこんな問いを発する。  「祭り」とは「待つ」を語源とす... 続きをみる

  • 奇跡の教室が目指した結果

     六月にある雑誌記事を読んで「98歳の立ち姿から教えられる」とこのブログに書いた。  http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/3526519b01ad511a61742fed02509563  過日、単行本が出ていたので買い求める。その翌日一気に読了した。久々である。... 続きをみる

  • 教師が授業で伝えていること

     地域にある算数数学研究会が主催して、本校を会場に授業研究会を持った。  夏休み中であったが3年生5年生が出校し、講師の先生方の授業をうけ、それをもとにした研究協議や講演が行われた。  (数枚のスナップは本校ホームページで) http://www.yutopia.or.jp/~miwasho/  ... 続きをみる

  • “「問い」を発する子ども”を問う③

     “「問い」を発する子ども”を育てるには、“「問い」を発する教師”の存在が必要である。  口幅ったい言い方だが、開会で挨拶させてもらった。講師のお一方の資料にも同様の言葉が記されていた。  時間を長めにとったにも関わらず、わずか三名の質疑・感想しか出... 続きをみる

  • “「問い」を発する子ども”を問う②

     「問いが大事だ」と百万回叫ぶだけでは、何も変わりはしない。  では、どんなふうに迫っていくか。  “「問い」を発する子ども”の残り二つの視点を見ていく。  「発する」と「子ども」である。  「発する」前に必要なことがある。  問いを「持つ」「浮かべる」段階である。  「問... 続きをみる

  • “「問い」を発する子ども”を問う①

     “「問い」を発する子ども”は、本県秋田の「学校教育の指針・本年度の重点」というリーフレットの表紙に大きく掲げられたフレーズである。  四月当初少し唐突な形に思えたその文言について、他の関係資料に説明らしき文章はなかった。その後、いくつかの会で確認はあったが突っ込んだ話はな... 続きをみる

  • 三尺の縄という自覚

     再来週に予定されている、県外からの視察団へ向けて簡単な資料を作成することになった。  そのために古い研究紀要などをひっぱりだしてみたら、興味深く思えることが散見できた。  その一つ。 その紀要は自分が教員採用された年度のものであった。  会長(教育長)の巻頭言に続き、その年の教育講演会の記録(お... 続きをみる