すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2011年6月のブログ記事

  • 大人になっても忘れたくない

     職員室の机上に、図書室用にと購入したある絵本セットが並んでいた。  その題名、形容的な部分にひっかかってしまった。  『大人になっても忘れたくない ○○○○○の○○○○』  検索すればすぐに何かとわかりそうなので、改めて書くが  『大人になっても忘れたくない いもとようこ世界の名作絵本』(金の星... 続きをみる

  • 皿においてみたり、包んだり

     最近、読んだなかで書き留めておきたいこと。  自分らしくあるための消極の決断が、私の自立の始まりだった。  『金ではなく鉄として』(中坊公平 岩波書店)より  見た目から入るのって、あんたが思っている以上に大事なの、人生では   『ハレルヤ!』(重松清 「新刊展望」連載小説)より  静かに神経を... 続きをみる

  • 心して置かなければ

     日曜日の夕刻に、録画しておいたある番組を観た。  以前から観たいと思っていた映画である。  『ブタがいた教室』  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%BF%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%9F%E6%95%99%E5%AE%A... 続きをみる

  • 訓授されなくても

     105円のコーナーにも教育書が並んでいる箇所がある。  今までこうした類の単行本は買った記憶がないが、一冊ぐらいは見てみようかと題名だけ見てカゴに放り込んだ。  『講話のポイントとすぐに使える講話事例』  他の本と一緒に書棚に横積みして、どれどれと手にとったのが二、三日後。改めて表紙を見て、えっ... 続きをみる

  • 世の中で一番悪いこと

     「世の中で一番悪いことは何か?」  こう問われたらなんと答えるか。  もし子どもにこう訊かれたら、どんなふうに言うだろう。  「人の命を奪うこと」…人殺し、殺人、そして戦争などいう言葉が浮かんでくる。  こんな文章に出会って、おおっと思った。  「順番を守らないことがこの世の中での... 続きをみる

  • 沈黙入門、挫折の気配

     『沈黙入門』(小池龍之介 幻冬舎文庫)  インパクトのある題名である。  「沈黙」に憧れてきた気がする。少年期からどこかダジャレを連発して人の気を惹こうというようなタチだったので、無口な陰りのある同級生などを見て渋いと思ったり(さすがにシブイとは言わなかったが、そんな感じ)、「自分、不器用ですか... 続きをみる

  • 「脱線」するゆとり

     昨日書いた98歳の国語教師の実践を読みながら、一字一行へのこだわり方は大きく二つの観点があるよう思う。  一つは言葉の意味の分析や拡充、もう一つは体験と重ねて実感としてとらえること、と言ってもよいだろう。  後者については、幾度となく考えてきた気がする。  まず、「総合的な活動の時間」についての... 続きをみる

  • 98歳の立ち姿から教えられる

     週刊誌の表紙に載った「98歳、奇跡の授業」という文字。興味がわいて買い求めた。  かの灘中学校で教鞭をとり、優秀なる人材を世の中に送り出したとある。  教職を退いてだいぶ経つが、請われて特別授業として教壇へ立つという。  日曜日の新聞やネット上でもそのことが取り上げられていた。  http://... 続きをみる

  • リニューアルしてスタート

     朝に3年生の女の子に廊下で呼び止められた。  「うちのお父さん、ブログが見られなくなってさみしいって、なんとかしてくれって言ってた。」  今さらではあるが、うれしい言葉である。  習慣とは怖ろしいもの、ほぼ毎日更新してきたわけで、時間的に多少のゆとりがあることが、淋しくもあり不安でもありという感... 続きをみる

  • 「ひとり」同士がふれ合う電車

     半年ぶりに映画をみた。  『阪急電車 ~片道15分の奇跡~』   http://hankyudensha-movie.com/  内容は地味であったが、なかなか染み入る映画だった。  様々な悩みや苦労を抱える人間がいて、固く紐で縛られたようなその中味が少し解かれたような、緩くなったような、そんな... 続きをみる

  • 算数研、極私的解題

     さすがと言うべきか、何ゆえと言うべきか。  全国算数授業研究会の夏の全国大会の案内が学校に届き、そのテーマを見て、少し驚いた。  言語活動の評価 ~なぜ、今「話す」「聞く」を重視するのか~  テーマだけ見たなら、国語科と思うのが自然だ。  もちろん「言語活動」「言語力」と声高に叫ばれていることは... 続きをみる

  • 無重力が一人歩きする

     六年生の教室に廻っていったら、廊下側の掲示に今日の日付と共に、記念日や何の日かなど記されている。日直か係の仕事だろうか。  新潟地震のあった日  ああ、あの時だと、窓が大きく揺れた風景を幼かったけれどしっかり覚えている。  和菓子の日  なるほど。これは何か謂れがあるのかな。どうせ和菓子協会など... 続きをみる

  • なぜスイッチを切るか、自分レベルで

     本県でも「節電行動」の試行日ということで,全県的に宣伝がなされ,それなりの行動をとってみた。  結果がどうなるかにも関心はあるし,もちろん必要であろうことは理解しているが,今ひとつひっかかりを覚えるのはなぜだろう。  こういう機会こそ便利さに慣れきった生活を見つめるべきだ,積極的に取り組み自分で... 続きをみる

  • だから、一人でメシを食えない

     たまたま回したチャンネルで(こんな言い方は古いなあと思いながらも、選んだとか押したではその時の雰囲気とちょっと違うんだよなあ…それはともかく)  『カンブリア宮殿』という番組が放送されていた。キャスターが村上龍で経済関係者を招いて話を聞く内容らしいが、その日のゲストは「花まる学習会... 続きをみる

  • 下衆な本音でサヨウナラ

     学校報のネット版として続けていたブログ「三つの輪Web」を閉鎖した。  詳細については書くべきことでないと判断しているが、自分なりの総括はしてみたい。  前任校で始めた学校ブログのきっかけは、学校ホームページが盛り上がっていないなあと感じたことだった。ある依頼によって近隣の学校ホームページを隈な... 続きをみる

  • 言葉でつなぎとめる自分

     この地を離れていた学生時代を除けば、おそらく私は二軒の理容店しか利用していないと思う。  一軒は親に連れていかれた近所の店で、中学以降はもう今行っている店にしか通っていない。  いつの頃からか、「床屋」という場所はずいぶんと話の弾むものだなあと感じていた。それに世間一般の見方もそうであるような、... 続きをみる

  • 受けとめる術を身につけて

     そういえば佐藤正寿先生が先日ブログに書かれていたな、と机上に上げられていた冊子を読んで思いだした。  http://satomasa5.cocolog-nifty.com/jugyo/2011/06/post-579b.html  「『保護者は怖い』と身構える先生方へ」と題された小野田正利大阪大... 続きをみる

  • 自分に引き寄せる戦略~杉渕講座感想②

     杉渕先生が、講座で繰り返された言葉の中に次の二つが印象深い。  (表現は少し不正確だが、ニュアンスとしてこんなこと)  「校長の言うことはテキトーに聞いておけ。」  「私の真似はしないでください。部分的にはいいと思うが。」  前者はともかく(まずは棚上げしておいてください)、後者は複合された意味... 続きをみる

  • 人を動かすのは身体~杉渕講座感想①

     伝わるのはエネルギー  今から8年前に勤めていた学校で、ある保護者と語っていたときに不意に心に浮かんだこの言葉は、それ以後自分の大きな観点となっている。  杉渕鐵良先生の授業や指導は、まさにその強さや重みを直接的に感じさせてくれるものだ。  今回の東北青年塾での講演でも、ひしひしと伝わってくるも... 続きをみる

  • ホトトギスの句から考えた

     『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』(松下幸之助 PHP研究所)から、もう一つ考えたことを。  名高い三人の武将の性格を、ホトトギスの句で喩えている逸話は、あまりに有名である。  「鳴かずんば殺してしまえホトトギス」(信長)  「鳴かずんば鳴かせてみようホトトギス」(秀吉)  「鳴かずん... 続きをみる

  • 素志を持つとは

     松下幸之助の本など読んだことがあったろうか。  PHP誌は何度も手にしたことがあるので、その文章に触れていることは確かだが、まとまって読むのは初めてだろう。  『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』(松下幸之助 PHP研究所)  確かに含蓄のある語りである。  「松下政経塾の未公開テープ ... 続きをみる

  • 窓は閉ざしても

     学校の窓を大きく開けてみたら、  声をかけてくれたり  通りすがりに、にこやかにほほ笑んでくれたり  そんな人がほんの少しずつ増えた気がしていた  もちろん、素知らぬ顔を見せたり  足早に過ぎ去ってしまったりする人も多い  そして、なかにはきっと  そんなに開けたら様々な矢が刺さってしまうではな... 続きをみる

  • そうすれば、で始める六月

     結構長いように感じた一ヶ月だった。  ゴールデンウィークさなかに弘前の桜を観に行ったあの顛末が、やはり象徴的か。  苦労の道のりもあり、それに負けない喜びや嬉しさもありと、まあ公私ともに全体的に騒がしい月だったように思う。  多様で複雑な思いを抱くことが多かった。指を折って数えてみても結構ある。... 続きをみる