すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2011年3月のブログ記事

  • 元気がからならから元気

     学校の大晦日である。  例年以上に何か重いものを抱えている感じが残るが、それは当然のことと受け止め、歩みを進めねばと思う。  今年の年明けは少し健康的な不安を感じたこともあり、冴えないスタートだった。  三学期が始まる少し前に、巻き直しとばかりに三月までにやりたいことをリストアップしてみた。  ... 続きをみる

  • 行為の意味を見つける

     震災の後、連日ACジャパン(旧・公共広告機構)のCMが繰り返し流されている。  これだけ繰り返されていれば、注目度は上がるだろうと思ったが、やはりそのようである。詩集が売れ始めている。  こころは誰にも見えないけど、こころづかいは見える  思いは見えないけど、思いやりは誰にでも見える  コピーと... 続きをみる

  • 「祭り感覚」を越えて

     ネットの記事で、「週刊ポスト」の特集がいいと書いてあったので、行きつけの書店で1冊だけ残っていたものを手に入れた。  http://news.nifty.com/cs/technology/techalldetail/r25-00005781/1.htm  「いま私たちは何を考えどう行動すべきか... 続きをみる

  • 肌身で知る経験

     職員の一人が研修会に参加して勧められたという書籍を、私も買い求めて読んでみた。  『発達障がい児 本人の訴え ~龍馬くんの6年間』(向山洋一監修 東京教育技術研究所)  昨年の日本教育技術学会で紹介された発達障害を持つ小学生の作文と、いわゆる向山一門の教師たちがその作文に書かれた実態をもとに著し... 続きをみる

  • 問いをくり返してみる

     自然との関係を感じとったとき、私たちは自然の現実を知り、その自然との結びつきのなかにある人間の現実を知る。  ふだんならば読み過ごすような一節であっても、今の心には重く響く。哲学者内山節の文章である。  今、目の前にある現実をどうとらえるのか。これは単なる不便さや不安さを越えて、問いかけなければ... 続きをみる

  • 彼岸明けに降る雪を見ながら

     我が町のホームページに「平成22年度積雪状況」というページがあり、今冬は結構アクセスしていた。  昨年度との比較をしていて、その差が興味深い。  昨年はこの彼岸中に0㎝という記録が出ている。けれど今年はまだ1メートルを越す高さである。  http://www.town.ugo.lg.jp/adm... 続きをみる

  • 祈る作家の言葉

     仙台在住の作家伊集院静が週刊誌に文章を寄せている。8ページにもわたって、地震発生から一週間ほどのことを書いている。  この時期、ペンを持つ人たちがどんな発言をするか、少し興味があり、多少の切抜きを始めた。今読んでどうということはないが、読み直す時期がやってくるように思っている。  避難所では技術... 続きをみる

  • 今、その言葉は重い

     連休中に部屋の片づけを思ったが、二日間給油待ちをしたせいもあったりで何か気乗りせず、半端な形となってしまった。  それでもいくらかと思い、書棚のファイルをめくっていたら、あれっと思う資料が一つ出てきた。  平成11年の秋に研修会に参加して、それを校内向けに報告したB5版の記録である。    「防... 続きをみる

  • 給油待ちで、『生きる歓び』

     3月4日に入れたきりのガソリン。地震のあった11日に実は入れるチャンスがあったのだが、スタンドの職員に「緊急でなければ」と言われて、列をつくるのを止めた経緯がある。  幸いなことに勤務校は近いので、それほどの危機感を持たず、スタンドに並ぶ長い行列を横目で見てきたが、もう限界に近くなった。  昨日... 続きをみる

  • 教師・賢治の輝き

     一週間前に読んだ本。地面と海面が大きく揺れる前日にメモしておいたものだ。  『教師 宮沢賢治のしごと』(畑山 博  小学館)  芥川賞作家が教え子たちへの取材、証言を基に書き上げた。80年代の名著といってもいい本だろう。  たしかこの本を基にドラマなども作られたのではなかったかと記憶している。 ... 続きをみる

  • 卒業式の日の言葉

     この任に就いて5回目の卒業式であったが、これほどの緊張感を持って臨んだときはない。  もし余震があればどうするか、前日に打ち合わせをし、どのあたりが中断の目安かなども話し合った。  たくさんの来賓、保護者がいるわけだが、移動や避難をどうするか…考えてみれば、ふだんからそのことは意識... 続きをみる

  • 「天罰」…敵か味方か

     政治家の放言問題は、マスコミが作り上げる要素が大きく、さほど関心がなかったが、今回は憤りを感じた。  http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/yomiuri-20110314-00740/1.htm    そもそも「天罰」とは何か。 ... 続きをみる

  • 月曜日、なぜ…なんのために…

     秋田県内は、県立高校が全部休校。  小中学校は六割ほどが休校であるが、勤務校は給食なしとはいえ午前は普通どおりとした。  http://miwasho.blog68.fc2.com/blog-entry-440.html  予想もしなかったことだが、子どもたちの前で話し始めたらぐっとこみ上げるも... 続きをみる

  • 地震が起きた日

     パソコンに向かって、学校ブログにその日の卒業バイキング給食の様子を書いているときでした。   http://miwasho.blog68.fc2.com/blog-date-20110311.html  胸ポケットに入れてある携帯電話が、聞いたことのない音を出して鳴り始めました。  取り出して画... 続きをみる

  • ドックのベッドでベストセラー

     仕事の都合で延期してもらった人間ドッグが今の時期になってしまった。ジタバタしてもしょうがないので、読書に勤しもうと三冊の本を持ち込んだ。    一つは軽い小説で、あとは以前から気になっていたが読めずにいた本である。  まずは    『ゾウの時間ネズミの時間』(本川達雄 中公新書)  かなり前のベ... 続きをみる

  • 遠くから聴いていたユーミン

     例の芥川賞作品の載っている月刊誌をめくっていたら、「時代を創った女①」という新連載のページがあり、松任谷由実が取り上げられていた。  ファンというほどではないが、暇を持て余していた学生時代に聴きこんだアルバムとして『MISSLIM』それに『ひこうき雲』を外すことはできない。  今ではさほどでもな... 続きをみる

  • 負の言葉と向き合う

     去年と同じように、卒業生の「一言集」を学校報に載せる計画を立てている。  始めたときに「B面の思い出」と洒落たタイトルをつけたのだが、  http://blog.goo.ne.jp/spring25-4/e/eba53cd03e671bf30147c4d3a7805e9b  今年は、もっとひねっ... 続きをみる

  • 思い出したように読書日記

     たしか一月から読み始めたんじゃなかったかなあ。通勤バッグに入れたけれど、どうしたわけか遅々と進まず、ようやく昨日読了したのが  『日本語作文術~伝わる文章を書くために~』(野内良三 中公新書)  ひと月ほど前、ちょっと引用して書いたこともあったはずだ。  http://blog.goo.ne.j... 続きをみる

  • こんな日に『苦役列車』

     過日、ある人に「『苦役列車』読みましたか?」と訊かれた。  芥川賞作品をすぐに手にするほど文学好きでもないし、その人も取り立てて感想を口にしなかったので、それだけのやりとりだったが、書店で某月刊誌が平積みされていて、つい買ってしまった。  賞の発表があったとき作者のことはずいぶんと話題になり、新... 続きをみる

  • 耳のよい木がわが庭に

     雛祭。  耳の日。  耳から連想する一つの言葉がある。  耳のよい木  しばらく前にNHKの短歌番組をずっと見続けたことがあり、その選者の一人だった河野裕子の歌にそんなフレーズがあったことを思い出す。  河野は、昨夏病に倒れ他界している。質素でありながらどことなく品のある、そんなイメージのある女... 続きをみる

  • 春を放つ花

     土曜日に秋田市へ会議で出かけた帰り道、立ち寄った道の駅で小さい鉢花を買い求めた。  ボケの花である。  二、三年前も一回買ったときがあるが、あっけなく終わってしまった覚えがある。  今回はもう少し楽しみたいなあ、と手を伸ばしたとき、ラベルが目に入った。  「ほほえみ」というのはタイトルだろうが、... 続きをみる

  • 最高の誉め言葉に近づく本

     小学校教師に対する子どもからの最高の誉め言葉は、「受け持ちの先生はどんな先生?」と訊かれた時に、こんな答が返ってくることだと、いつからか思っていた。  「きびしいけど、やさしいよ」  数人の先輩教師を思い出すことができる。自分は残念ながらそこまでたどり着けなかった。  野中信行先生より新刊『新卒... 続きをみる