小説の年代を駆け巡って
ここ一週間ほどで読んだ小説の印象を書き留めておきたい。 「魔王」(伊坂幸太郎著) 面白かった。娯楽、エンターテイメントといった分類もできるだろうが、その中にも知的な要素を取り入れてみせるあたり、さすがの流行作家だと思う。 第一部の主人公である兄のパソコン端末が突然使われなくなる件や、第二部... 続きをみる
今、頬に感じる風を楽しめれば…
ここ一週間ほどで読んだ小説の印象を書き留めておきたい。 「魔王」(伊坂幸太郎著) 面白かった。娯楽、エンターテイメントといった分類もできるだろうが、その中にも知的な要素を取り入れてみせるあたり、さすがの流行作家だと思う。 第一部の主人公である兄のパソコン端末が突然使われなくなる件や、第二部... 続きをみる
「携帯コミュニケーションの実態」という題で、警察の方の話をうかがった。 「もう出会い系サイトは古い」…そういう一言に驚いたりもしたが、実際出会い系サイトそのものをイメージだけしか捉えておらず、それが「グリー」になろうが、「前略プロフィール」だろうが、あまり変わらないのではないかと... 続きをみる
結構前に買ってあったのだが、きちんと読んでいなかった『子どもがグーンと賢くなる 面白小話・国語編』(二瓶弘行編 明治図書)を読みとおしてみた。 「授業でそのまま使える」が売り文句なのだが、どうだろう。ちょっと批判的な目で全体をみてみる。 ①字が小さくて読みづらい(自分の眼のせい?) ②1ペ... 続きをみる
花巻での鍛える国語教室が終わってから、考えたことが一つある。 岩手は国語教育の実践者が多数いて、以前から様々な大会や研修会が行われ、その積極的な設定や参加態勢など学ぶことも多かった。 今回も三名の方による模擬授業とパネルディスカッションがあり、(内1名は秋田からだったが)いい企画だなあと感心... 続きをみる
21日、花巻での鍛える国語教室に参加した。 何より野口芳宏先生の元気なお話を聴くことができたことが嬉しく、また今回も充実した時間を過ごせたなと思う。 先生の二つの講座で、心に残ったことを書き留めておきたい。 光村6年の『海の命』を教材とした講座「文学教材の鑑賞指導」は、最近の野口先生のパタ... 続きをみる
この前読んだ熊谷達也の『新参教師』の何気ない場面だけれど、ちょっと考えたところがある。 会社員から転職した主人公が、職員室の自分の机の前でこんなふうに同僚に尋ねる。 「ところで、わたしの机に端末がないのですけど」 学校現場を象徴するなかなかの一言である。 職員用PCは今どの程度行き渡... 続きをみる
落語の紙芝居シリーズの中に、「とまがしま」という話がある。昨日6年生で演じてみたのだが、その出来はともかくこの紙芝居は絵が実にいい。 描いたのは田島征三である。 ああ、絵本を買っていたはずだ。あれは今とこにあるのだろう…という思いが浮かんだ。 そしてそのきっかけは教科書にあっ... 続きをみる
今日は、詩人まど・みちおの誕生日だそうである。 しかも、100歳。 理論社の『まど・みちお全詩集』はおそらく一番開く頻度の多い詩集だと思う。教材として、掲示用の紹介詩として、ずいぶんとページをめくった。 まどさんの『いわずにおれない』という文庫本を再読する。 数年前に出された本なので、以... 続きをみる
再読シリーズの三冊目は『なんとユーモア』(高橋俊三著 文教書院)をとってみた。 これは、実に高橋先生らしい本だと改めて思う。あのにこやかな口調が聴こえてくる内容だ。 ユーモアの実例が豊富であるが、それだからこそ平凡な言葉で語られる原則がずしりと響く。 要は、相手の心に、明るく、あたたかく届... 続きをみる
『思考の整理学』(ちくま文庫)が書店で平積みされていたのは、夏頃だったと思う。 へえーっ80年代に発刊されたこの文庫が今何のブームなのか、と思ったら、学生の間で売れているとのこと。個人的にも外山氏のエッセイなどは好きな方なので、もう一度書棚から取り出して再読することにした。 改めて読むと、な... 続きをみる
再読シリーズである。 『無所属の時間で生きる』(城山三郎著 朝日新聞社)を出張に向かう電車の中で読んだ。 こんなエッセイを書きたいと思った。 こんなエッセイを書きたいと、ずっと思ってきた。 人物を追っていく、心に残る場面や言葉を取り上げて、自分の考えや思いを綴る形に、憧れがあるのだろう。... 続きをみる
青森市で行われた国語教育の東北大会で参観した授業は5年生。「大造じいさんとガン」の最終場面である。 いい音読の声が響く学級だった。学習へ向かう姿勢が前向きだなと感じさせられた。 さて、導入で本時の学習課題を決めるときに、子どもたちとのやりとりの中で、担任の先生はこんな言い方をした。 子ども... 続きをみる
思い出せない。 今度カラオケに行くことがあったら、あの唄に挑戦してみたいという曲があった。 1日の学習発表会の打ち上げで、およそ半年ぶりにそんな場所に若い人たちといったが、 「あれれれっ、何の曲だっけ?」 あの髪の長い男の人…ギターを持って…そんなことを言って... 続きをみる
男子トイレに入るとよく目にする貼り紙。 「用を足す前に、一歩前進」という類のものだが、ふと気になったのが「用を足す」という言葉。 こういう疑問はきっとネットにもあるだろうと思い検索すると、案の定。 まず、これだ。 詳しい人、調べてくれる人はいるものですねえ、と改めて感心する。 そこ... 続きをみる