すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2009年9月のブログ記事

  • 言葉は、戦いの結果

     録っておいたNHKドラマスペシャル『白州次郎』を観た。  どこまでがフィクションなんだろうという思いがあって、ちょっとすっきりしない後味が残る。市川亀治郎扮する青山二郎がなかなか迫力あったなあ、などと細かい感想しか残らない。  憲法草案をめぐるGHQとのやりとりで、面白いと思ったのが、松本某担当... 続きをみる

  • 書きとめておきたい言葉たち

     今月もあと数日。書きとめておきたいいくつかのことばに出合った。  初旬だったろうか、朝のトーク番組でリリーフランキーはこう言った。  人間って、こわいものに名前をつけて、こわさを和らげてきたでしょ。  名づけの意味の深さを考える。生きていくうえの大きな知恵のように思う。  日本一の金持ちの言葉と... 続きをみる

  • この齢で人生初の…

     午後6時ちょうどに学校の玄関を出ると、夕闇の中に月がぽっかり。  雲はかなたに少しある程度で、いい星空になるだろうと思った。  ふと、昨日聞いたラジオで、「人工衛星が肉眼で見える」という話題を思い出した。  時間帯はちょうど6時過ぎの数分間と言っていたなあ…もしかしたら、あそこなら... 続きをみる

  • 人物を掘り続ける男

     この連休は初めに野球大会や相撲大会の応援があるだけで、あとはフリー。読書以上に進んだのが、録画していた番組の処理である。  映画や流行りのお笑いや落語なども含めて、まあまあ飽きるほどに視た。  その中で印象深い番組がいくつかあったが、NHKプロフェッショナル仕事の流儀・漫画家井上雄彦の回はなかな... 続きをみる

  • 連休充電日記②

     『図解 よくわかる 授業づくり発想法』(上條晴夫著 学陽書房)  いかにも上條氏らしい本。  気になった言葉は  子どもの指導を意識して行う職業的所作のトレーニング  そんな観点での研修ができないかと思う。   それにしても「授業づくりの教材学」の章で取り上げられた14項目の実践を、たったひとつ... 続きをみる

  • 連休充電日記①

     連休前から読み始めていたのが  『間違いだらけの教育論』(諏訪哲二著 光文社新書)  キーワードは  「啓蒙」としての教育    諏訪氏の一貫した主張によって、影響力の強い「教育家」たちの論が斬られていく。肯ける点は多いが、取り上げられている本は読んでいないものもあり、もう少し自分の読み込みが必... 続きをみる

  • 「真逆」の正体

     ある作家が週刊誌の連載で、「『真逆』なんて日本語はない!」と怒り気味に書いていた。  「真逆」を聞いたことはあるというのが私。  食卓で話題にしたら娘はよく聞くといい、そういうのに疎い連れ合いは初耳という。  ネット検索では、このように。  私が興味あるのは、なぜこのような言葉が出来てきたか、と... 続きをみる

  • 深い息に乗った声

     子どもたちを包み込むような、深い息に乗った声を求めましょう    単発的に発声法などを学ぶ機会はあったにしろ、十分にそれが身に付いたとは言えない。また意識はしていてもそれを継続しているとも言い難い。  ただ関心はいつもあって、書店に出向くと自然にそちらに目が向いているようだ。  小学館の発行して... 続きをみる

  • 心のスイッチを形づくるもの

     『自分を育てるのは自分』(東井義雄著 致知出版社)  「10代の君たちへ」という副題がついている。昭和50年代に中学生を対象とした講話の記録が出版されたものである。  しかしそこで語られていることは決して古くはなく、平易な言葉ではあるが幼稚な内容ではない。  どんな境遇にあっても自らの価値を見つ... 続きをみる

  • 足元の見つめ方

     仙台の大型書店を2店まわって十分に立ち読みをしながら、10冊ほど買い込んできた。読書の秋全開、私的「秋の教育書まつり」状態か。苦笑。  その中の一冊『校長の品格』(豊田ひさき著 黎明書房)に、かの宮崎駿監督が最近書いた文章の紹介があった。  五百万人の子供に映画を送るよりも、三人の子供を喜ばせた... 続きをみる

  • 何でも力で言い切ってしまうか

     「○○力」のイメージは私にとっては齋藤孝明治大教授という印象なのだが、分析をしている人はいるもので検索したら、こんなページを見つけた。とても面白い。  日本語の造語力!の強さをつくづく感じるのだが、最近出た「がっかり力」までいくと、どうも行き過ぎとは言えないだろうか。  JACKYさんの分析でも... 続きをみる

  • 宝玉に出逢いたいという気持ち

     上手いものである。  『読売新聞「編集手帳」第十五集』(竹内政明著 中公新書ラクレ)を読んだ。  新聞コラムの集約版というのがどれほど出版されているのか知らないが、初めて手にとってみた。昨年の下半期分なので出来事もまだ身近に感じられて読みやすかった。  制限された字数で、多くはその日の記事になっ... 続きをみる

  • 迷路のようにくねくね

     びっくりする話だ。  霊長類研究の権威である、かの正高信男教授のこんな文章を読んだ。  三歳から六歳になるまでの四年間、人間はどれぐらいのペースで新しい単語を覚えていくと、お考えでしょう。 おおよそ一日平均にして、十五単語という値をはじきだした研究があります。    他の調査結果も似たようなもの... 続きをみる

  • 絵説きをする心がけ

     午後の読書の時間を利用して教室を回り、紙芝居をして歩こうと思っている。    その前のお勉強ということで、ウィキペディアで「紙芝居」を開いてみたら、知らないことも多くて結構面白かった。  まず「立絵」と「平絵」ということ。  平絵は現在の形であり紙に絵が描かれた紙芝居を指す。立絵は言うなればペー... 続きをみる

  • 本当の姿が見えるかどうか

     『本当に生きた日』(城山三郎著 新潮文庫)  題名、著者を考えると、いかにも硬骨漢が幾多の難関、障害を乗り越えるような小説が想像できるが、なんとこの物語の主人公は女性であった。  しかも、三十代専業主婦。ごく平凡な何か特別な取り柄があったとも言い難い主人公が、いわゆるやり手の友人に強引に誘われ「... 続きをみる

  • ハンカチーフの時代、遠のく

     全校集会で「ハンカチ」の話をしようと思った。  以前何かの本で「ハンカチはなぜ真四角か」というクイズがあったことを思い出し、インフルエンザ予防の手洗いのこともあるからなあと考えた。  かのマリーアントワネットが王に頼んで、「ハンカチの縦と横の長さを同一にするべし」という命令を出させたというのが史... 続きをみる

  • 今ある脳回路を生かす

     前から気になっていた本だった。  英会話には縁がないしなあとためらっていたが、「はじめに」を読んだら何だか面白くて、つい買ってしまった。  『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』(池谷裕二著 講談社)  いやあ、今をときめく脳科学者が英語が苦手だったとは、そのこと自体が少し意外な気がしたし、また... 続きをみる

  • この国のかたたち

     もうすぐ辞めるリーダー、A生さん。  なぜ、漢字が読めないのか。 ① 射撃が好きで、あまり読書をしなかったから。 ② 昔から間違っても、誰にも指摘されなかったから。 ③ 些細なことを気にしない、状況把握も必要ない性格だから。    正解③ テレビのクイズ番組に出て、ボケまくってほしい。  もうじ... 続きをみる