すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2009年6月のブログ記事

  • 子どもが羽ばたく空間

     勤務している学校の校舎はちょうど10年前に建てられたものであるが、各階の廊下にちょっと引っ込んだ形で談話室のようなスペースがある。といっても広さは一坪にも満たない狭さで、こちらの方言?で言えば「こみっとした」感じである。  それにしても何もないので、小さな額縁に詩でも入れて飾ろうかなと考えたのだ... 続きをみる

  • 分別のつく年頃に

     歯を抜いた。  初めての経験である。歯茎が弱っていたことは以前通院していた時から承知のことだったが、三年ぶりに訪れた初日に「抜くしかありません」と冷徹なお言葉をいただき、観念してしまった。  それはともかく、付け加えられた一言にぎくり。  「親知らずが、出てくるかもしれません」  えっ、と指され... 続きをみる

  • エラーが特定できません

     ビデオの編集が意外と早く終わったのだが、それをDVDに書き込む段でトラブルが生じた。  「エンコード」そのものが何のことか理解できないでいるが、とにかく書き込み20パーセント程度で止まってしまう。これはパソコン本体に書き込もうとしてもまったく同じだ。  再起動をしてみたり、試しに少しファイルの量... 続きをみる

  • ほっとけない自分の声

     今回引率した修学旅行では、写真でなくビデオを中心に撮った。もちろん編集して作品的に仕上げたいと考えたからだ。それで現在その作業が進行中であるが、映像はともかく時折入ってくる自分の声に「なんだか相変わらず冴えないなあ」と思ってしまう。  録音された声こそが自分の声であることはわかっていて、骨伝導が... 続きをみる

  • 尺度比較は何のためか

     『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』(光文社新書 古荘純一著)を読んだ。  こうした調査結果についてはある程度の予測がつく。類したデータなどもいくつか目にしたことがあるし、幾度となくマスコミでも取り上げられたと思う。  しかし、著者の用いたQOL(quality of life)尺度による調... 続きをみる

  • バスガイドの全員参加の技術

     木曜日、金曜日は修学旅行の引率。  バスガイド付きの旅行は数年ぶりであったが、なるほどと思うことがあった。  昔?は、ガイドがそれなりのしゃべりで子どもたちを惹きつけていたように思うが、それがだんだんと難しくなっている。  そこで様々な工夫が生み出されて、絵やフリップなどが多用されてきた経緯があ... 続きをみる

  • 朝のひと睨み

     朝、学校に着き車を降りると、校庭から小走りでやってきた二人の男の子に呼び止められた。  一人は泣いている。憤然とした面持ちのもう一人の子が、おはようの挨拶もなしにいきなり話しかけてくる。 「○○くんはずるい。いつも強いチームと弱いチームに分けて、ぼくたちはいつも弱いチームで…」  ... 続きをみる

  • 二種類の世界と言葉を

     個人としての我々は二種類の世界と言葉の間で、いわば両義的に生きている   穂村弘の言葉である。  長く会社に勤めながら短歌を作り続けた穂村は、その時の短歌づくりについて尋ねられて、「二種類のまったく違う言葉を使って」いたと説明する。    会社では効率を重視する言葉、つまり取り替えのきくことが重... 続きをみる

  • メダルから更年期へ

     5月の運動会が雨天で室内になったので、徒競走だけの校内大会を行った。  そこで学年最高記録の子に贈られたメダル…ああ、自分はメダルなんて取ったことがないなあ、と思いながら…  何かで「金メダル」をとりたいと思ったら、次の三つを肝に銘ずるとよい。  一つめは、対象となる... 続きをみる

  • 何が言いたくて子どもの前に

     ボランティアの方々が来校し、下学年の子どもたちに絵本を読み聞かせていただいた。本町にある「絵本とあそぼの会」の方々である。  さすがに手慣れた読みとページめくりで、気温もずいぶんと上がった午後にもかかわらず、子どもたちも集中して聴き入っていたようだ。  今、多くの地域で、こうした活動を続けておら... 続きをみる

  • 俄か落語ファンの繰り言

     様々なジャンルの雑誌などに落語家が登場することは珍しいとは言えなくなった。今日、職場で配布されたある教材社の発行する冊子にも、巻頭インタビューとして立川志の輔が取り上げられていた。  渋谷のパルコまで定例公演を見にいった経験のある私としては、様々な雑誌でもその語りは目にしているが、教育雑誌となる... 続きをみる

  • 「ゆとり」を語る

     いまさら「ゆとり教育」を論じようというわけではないが、現状はあまりに「ゆとり」という言葉がかわいそうすぎるのではないか。 と、またあらぬ方向?へ思考がとんでいく。  「ゆとり世代」…ゆとり教育の功罪が盛んに議論されたわけなので、なんとなくこれはわかる、というより仕方ないかという感じ... 続きをみる

  • 寺子屋で教えた人づきあい

     数年前からちょっと流行っていた「江戸しぐさ」についての雑誌記事をたまたま見かけ、少し興味深く思いネットで検索してみた。  恥ずかしい話だが、寺小屋に「一般の寺小屋」と「江戸寺小屋」の二種類があったことを初めて知った。  一般は「読み書きそろばん」が中心だったが、江戸寺小屋は商家の親たちが子弟のた... 続きをみる

  • 嘘は虹色という妄想

     河出書房新社が出している『文藝』の夏号が、歌人の穂村弘を特集に組んだ。  まだほとんど読んでいないのだが、目次の次の最初の企画がすでに面白い。  「短歌穴埋め問題」である。全部で3問。  穂村ファンを自称する者としては、全問クリアをねらったところだが、答(穂村の作品)をみると、残念ながら1問外し... 続きをみる

  • 丁寧な時間を遮る毎日であっても

     書棚にある見本誌の背表紙に書かれた「親子幻想」ということばが目に入って、手にとってみる。  その中に、絵本作家の五味太郎の文章が載っていた。ちょうど先週、近くの美術館でその原画展をみたものだから、流れるようにそのページをめくってみた。  結構過激なことを書く人だなあと以前読んだときも思ったが、こ... 続きをみる

  • 稽古とは、深い言葉だ

     相撲大会で主催者の挨拶を聞いていて、ふと耳に留った言葉がある。  稽古   ごく普通の言葉ではあるが、学校では「練習」としか使っていない気がする。似たような意味ではあるのだが、稽古という文字が思い浮かんで、「古」というからには古くからの形式に則ってということだろうと予測がついた。では「稽」は何だ... 続きをみる

  • ランドマークの哀しみ

     「ランドマーク」という言葉は、いつ覚えたのだろう。  たぶん横浜ランドマークタワーなのかな、と思う。「その土地の象徴となるような建物や記念碑」というのが広辞苑の意味だが、建物のイメージが強く、それも高層であり、どこか個性的な形態を持つことが条件なのだと思う。  吉田修一の著した『ランドマーク』(... 続きをみる

  • 変化のある展開に惹かれたような

     5月を振り返る。  ゴールデンウィークが終わったら、とたんにバタバタしはじめてあっと言うまに月末になった…そんな感じだ。  学校全体としての大きな行事、特に体育関係が続くなかで、子どもたちの活躍が目立った月だった。  その意味でそれらを大きく取り扱える学校報は定期的に発行できたし、... 続きをみる