風穴は見つからぬままなれど
風穴は見つかったのかと問われれば、「残念ながら」と応ずるしかない。 陥穽ばかりが深く見えにくくなっているのだろうか。 どっぷりとつかって思考停止になるような状態は避けたい、という一縷の思いで駄文を書き連ねているが、時々その意味付けを忘れていることも正直に告白しよう。 さて、読書である。 ... 続きをみる
今、頬に感じる風を楽しめれば…
風穴は見つかったのかと問われれば、「残念ながら」と応ずるしかない。 陥穽ばかりが深く見えにくくなっているのだろうか。 どっぷりとつかって思考停止になるような状態は避けたい、という一縷の思いで駄文を書き連ねているが、時々その意味付けを忘れていることも正直に告白しよう。 さて、読書である。 ... 続きをみる
そもそも「教育再生」という言葉が怪しい。 「教育は死んだ」などという表現も、ある特定の出来事に対して比喩的に用いられるのならともかく、公的な機関の名称としてそうした表現を用いることは、粗雑ではないのか。誰かが自説に有利な事象を拡大解釈しているに過ぎないのではないか。 もっと緻密に現場を見、デ... 続きをみる
脳力を鍛える方法があるとすれば、子どもが「時間軸」と「空間軸」でものを考える習慣をつけられるように、大人が目配りしていくことではないでしょうか。 教育雑誌に載っていた寺島実郎氏のインタビュー記事の中にある言葉である。 脳力を『物事の本質を考え抜く力』と定義している寺島氏は、その力を高めるため... 続きをみる
『なぜ辞書を引かせると子どもは伸びるか』(深谷圭助著 宝島社)を読んでいたら、この部分が少し気になった。 学習指導要領上、辞書指導は、1948年の学習指導要領試案で最初に登場し、1951年の指導要領試案で4年生から指導する旨が記載されるようになりました。これは、輿水実という国語教育学者がアメ... 続きをみる
娘が6年生のときの発表会だった。 劇中の母親役になり、子ども役に夕飯は何かと尋ねられて答えたセリフが 「ツケダ、ハタハタ、ダ」。 会場からの笑いは、親世代以上がみんなそれを食して育ってきたことを物語っている。 ちょうどその頃、秋田県ではハタハタの自主禁漁3年が終わり、この後どうなるかと行... 続きをみる
ノーベル賞を受賞した益川氏のスピーチの話題が、ずいぶんとテレビで報道されていた。 英語でのスピーチという形を崩すことがどれほどの重みなのか判断はつかない。 しかし、益川氏が自身の決断の影響力を慮って「論文の英語はすべて読めます」と話されたことは大事なことだと思った。 いわば日本の知性の一人... 続きをみる
マーシャル・ゴールドスミスという人は、コーチングの第一人者らしい。 インタビュー記事を読んで、一つの言葉が目についた。 フィードフォワード フィードバックという言葉は、私たちも時につかったりするが、その対義語のようだ。 つまりフィードバックは「過去の行動への意見」であり、フィードフォワー... 続きをみる
出版社のPR誌で読んだ小文が面白かったので(ジャパネットについて書いたものだった)、長嶋有という作家の文庫本を一つ読んでみた。 『猛スピードで母は』(文春文庫) 小説読みではないので知らなかったが、芥川賞作家であるようだ。 短編が2つの薄い文庫本は、休日の風呂に持ち込むのには非常に良かった... 続きをみる
立川談春の落語を初めて聴いた。 その名を知ったのは数年前。直接はもちろんのことテレビやCDでも聴いたことはなかったのだが、その「名声」は書籍などを通じて知っていた。 「天才」と呼ぶ人がいて、また「今、最もチケットが入りにくい落語家」とも称されていた。 夏に話題のエッセイ『赤めだか』を読み、... 続きをみる