すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2007年9月のブログ記事

  • もっと自分の頭で考える

     『日本人よ!』(イビチャ・オシム著 新潮社)で、オシムが言いたかったことは間違いなく次のことである。  日本人よ!もっと自分の頭で考えろ!  様々な切り口から語られているが、私は「考えることのススメ」のように受けとめた。  そして、考えるためのいくつかのヒント、いやいつも注意深くその点を意識し、... 続きをみる

  • その比喩を使う者

     『日本人よ!』(イビチャ・オシム著 新潮社)を読み始めた。  プロローグは、次の文章で始まる。  サッカーとは、人生である。  こうした比喩は何度か目にしたことがある。「サッカー」の部分は様々に置き換えられる。 「野球とは、人生である」「競馬とは、人生である」などスポーツや競技系だけでなく、「ジ... 続きをみる

  • 訊く子に寄り添う

     稲刈りの真っ最中である。こうべを垂れる稲穂が並ぶ姿はわずかの日数しか見ることができない。  この姿は人が寄り添う姿に似ていると感じるのは私だけだろうか。学校報を書きながらふとそんなことを思い浮かべた。  -------------  今年も千葉県より野口芳宏先生をお迎えして、コスモス教育セミナー... 続きをみる

  • 一断面を見ただけでもつながる

     野口先生の授業を、殴り書きのメモを見ながら思い起こしてみると、改めていろいろなことを考えさせられる。  この後整理するセミナーとしてのまとめも限定された紙幅なので、その他の機会をとらえながら紹介していきたいと思い、ある一断面を書いてみた。 -------------  縷述「つながる授業」25 ... 続きをみる

  • スポーツニュースに刷り込まれる

     カーラジオからニュースが聞こえてくる。 「続いて大リーグの話題。今日先発したレッドソックスの松坂は7回表まで…、マリナーズのイチローは4打数2安打で…、ヤンキースの松井は…、」  そのあたりまでならいいが「…井口は9回代打出場してフォアボー... 続きをみる

  • ミツバチに重い一言

     野口芳宏先生をお送りする車中で、先生がこんな逸話をしてくださった。  「昔、野上弥生子がね、ほるぷの社員を前に話をしたことがあってね、君たちの仕事は、人が花を咲かせるためにしているミツバチのような仕事だ。とても大切なことなんだと言ったそうだよ。それで、かつてほるぷでは優秀な社員がミツバチバッチを... 続きをみる

  • 「もぐりこみ空間」の行方

     昨年竣工なった新校舎を持つ学校を参観する機会があった。  ガラス張りの広々とした空間の多い明るい学校であった。「冬はどうなのかな」という雪国暮らしの心配はつきまとってしまうが、それにしても次々とモダンになっていく学校建築である。  多目的ホールに面したところに一箇所、狭く薄暗い空間があった。  ... 続きをみる

  • 「繋ぎ目」論に目からコンタクト

     年に2回ぐらいは買うだろうか。  『ダヴィンチ』(メディアファクトリー)という読書系の月刊誌である。  コンビニで何気なく表紙を見ていたら、こんなコピーが…  保存版 中島みゆき 大特集  ちょっと惹かれた。そしてその横に「寄稿 谷川俊太郎 井上荒野…堀江敏幸」と続い... 続きをみる

  • 相手を敬うことの実現

     慎み深くないことを自覚している私のような人間でも、こうした言葉を探っていくと時々自分のふるまい方を反省することがある。  「敬」の字源の一説として「羊の角に触れてはっと驚き、身を引き締める」ということもあった。漢字を調べていくとそういう瞬間も結構ある ----------- 敬  「苟」と「攵」... 続きをみる

  • 「ほめる」の芯にあるもの

     あるビジネス誌が30ページ強の「ほめる技術」という特集をしていた。  インタビュー、ケース別、タイプ別、トレーニングなど、様々な視点から経営者や研究者、著名人が語っている。  記事の全てが興味深かったわけではないが一応目を通してみて、その上達のために必要なことは三つに括れると思った。  ほめるを... 続きをみる

  • 立ち往生から進む

     たまには小説でも、と思って選んだのが『しゃべれども しゃべれども』(佐藤多佳子著 新潮文庫)。  実は5月に映画を先に見ている。  原作は冒頭から映画には登場しない人物との絡みが結構続いていて少し面食らったが、逆にこれまた新鮮であった。結局そういう箇所の方がより興味を持って読み進めることができた... 続きをみる

  • 世界を救えなくても…

     『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』は、第一話がタイトルと同じであり(つまり「はだかの王様」を扱い)、おしまいの「泣いた赤鬼」まで全15話構成である。  集英社の雑誌の連載で、いくつかの号の話が割愛され新書にまとめられた形のようである。  けして童話にあかるいわけではないので、いくつか... 続きをみる

  • 王様は裸だと言った子の行方

     時折本をまとめ買いすることがある。先日もそうだったが、4冊ほど手にとってレジに向かう途中の新書コーナーで、思わず背表紙のタイトルが目に留まり買い足した本がある。 『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』(森達也著 集英社新書)  家に帰ってから椅子に腰をおろし、中身をめくる前にもう一度表紙... 続きをみる

  • 学びを伝え、生かして学ぶ

     今、自分の中でキーワードとなっているのは「往復運動」と「上げ下げ」か。結構昔から目にし耳にしていた言葉なのだが、この頃強く意識していることに気づく。まだ正面きってその言葉で書いたりできないが、今日学校で書き散らしたことも、もちろんそれとつながっている。 ---------------------... 続きをみる

  • 風に吹かれて、風を起こそう

     台風が近づいてきている日の朝だったが、通常と変わらない対応で通した。車で送られてくる子も確かに多かったが、いつも通り集団登校で歩いてきたグループもいた。  時折傘が吹き飛ばされそうになる風も吹いたり、横なぐりの雨も降ったりしたが、妙に大きな声で挨拶してくれる子もいた。強い風の合間に目を合わせた一... 続きをみる

  • 責任を持って妄想する二人

     妙に惹かれる対談記事を目にした。  『新刊展望』という小冊子の冒頭は、いつも結構面白い対談があるのだが、今回は特に際立っていた。  「朗読の言葉、翻訳の言葉」と題された、作家古川日出男と翻訳家岸本佐知子の対談である。  小説にも海外文学にも疎い私にとっては、どちらの著書も読んだことはない。わずか... 続きをみる

  • 会議を誘導する

     教務主任になって2校目の学校で「職員会議設定要項」という重々しい?名称をつけて、会議の持ち方について確認を図ったことがあった。  「議題と提案者一覧」「時間設定の原則」「準備会の設定」「新規提案、緊急事項のある場合の処理」「未決事項が出た場合の処理」がその内容だった。おそらく当時そこまで明文化さ... 続きをみる

  • 痛快さを感じてみたい本

     プロローグは次のように書き出されている。  2006年9月30日。  大森修氏が小学校長を退職するちょうど半年前。  大森氏が校長を務める中野山小学校で公開研究会が行われた。全国から800人もの教師が集まった。  急な私事があり、直前でやむを得ず断念した会だった。  テーマや講師などの魅力もあっ... 続きをみる

  • 初動から何を汲み取れるか

     休日に立ち寄った書店で見慣れない言葉がある背表紙を見つけた。  『感動の初動教育法』(田中真澄著 ばるす出版)  手頃な厚みの本だったので購入して読んでみる。    肝心の「初動教育法」の明確な定義は本文中に文章としてはでてこないが、読み終えて見直した表紙裏のスローガンが、その意味を表すといって... 続きをみる

  • コスモスに心をうつす

     学区ではコスモスを地域の象徴としてとらえ、沿道に苗を植えたり、その名前をつけた各種の催しを行ったりしている。  昨年そのメインとなる「花まつり」会場へ子どもたちの短歌を掲示してもらえるように頼んだら大歓迎され、また当日は参加者に大変喜んでいただいたという。  継続的な形で短歌作りを奨めてきたので... 続きをみる

  • 自分で自分を承認できるために

     ほめることの重要性は言うまでもないが、それを他との比較で語れなくてはならない。昨年は職場の中で「無視すること」の意味についても話したことがある。  多様な言葉かけの意味について考えることが求められている。これは生活指導だけでなく、授業でもそうだと思う。 ------------ 縷述「つながる授... 続きをみる

  • 気づきを待つ姿

     「学校におけるカウンセリングを考える会」主催の公開講演会に参加した。  講師は曽山和彦先生(名城大学准教授)である。  曽山先生は、この春まで秋田にいらして学校教育や教育行政に携わっていた方である。以前にも何度かお話を聴いたことがあった。  「あたたかな関係づくり~子ども、保護者、教師が元気にな... 続きをみる

  • 変えていく意志を示す

     『教師・保護者・子どもの「意識」を変えるメッセージ』(吉永順一著 明治図書)を読んだ。  この本は三章に分かれているが、四分の三ほどが「教師向け通信」になっている。ということは、この本は吉永氏にとっては、「第二の『現場感覚』」といってもいいはずである。  『現場感覚』とは吉永氏が海浦小にいたとき... 続きをみる

  • マ、ネタ、クセ

     『伝える力』(池上 彰著 PHPビジネス文庫)に、こういう文章がある。  一流の落語家は、とりわけ間のとり方が見事です。一瞬止めて、間合いをとったかと思うと、また立て板に水のごとく話を続けます。  当然そうだよなと、ともすれば軽く受けとめがちな内容だが、しゃべることを仕事の一つにしている者にとっ... 続きをみる