すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2007年2月のブログ記事

  • 仕事の見つめ方の極意

     録画していたNHK「プロフェショナル 仕事の流儀」をみた。  庭師・北山安夫氏の回である。  テーマは 己を出さず、自分を出す  昨日、日本語における「私」のことを書いていたので、このテーマを見て、ああと思った。  日本語には「己」もあれば、「自分」もあるなあ、とごく普通のことを思った。 一人称... 続きをみる

  • 「つつしむ」の姿とは何か

     給食の時間に、隣にいた子が「Yes I do」などと言っている。  前の時間に、英語活動でもしたのだろうか。  「Yesってなあに?」   向かいの子が口をはさむ。  「はい、のことだよ」  「じゃあ、Iって言うのは?」  周りの二、三人は顔を見合わせる。 二年生では無理もないか…... 続きをみる

  • 悲しみの心構えが作られる教室

     『COURRiER Japon』という見慣れない雑誌があった。ちょっと読んでみようかなとレジに持っていったら、店主の奥様がご推薦の雑誌だと言う。  表紙には、特集名として 「世界に拡がる 新・格差社会 『中流(オレたち)』に明日はない!」 という刺激的な文句が書かれてあったが、そんなことよりも強... 続きをみる

  • 一字に思いを込められる成長

     卒業間近い六年生に対して、このことを問い始めてからもう6年以上にはなっているはずだ。途中できなかった年もあるが、努めて担任に頼み込み発表する機会も作ってきている。  何より考えているときの子どもたちの真剣さが印象的である。これはどこの学校でも同じことだ。 --------------  六年生教... 続きをみる

  • 人間関係を練習する、後押しする

     秋田大学教育文化学部附属小学校の公開研究協議会の二日目に参加した。  二日目のテーマは、「人間関係力」というものである。  研究推進の中心となっているだろう京野先生は、人間関係力をこのようにとらえていると話していた。 「人間関係を自覚的に改善できる力」    「自覚的」ということが、学習としての... 続きをみる

  • 授けてもらった幸い

     担任をしている頃、親によく言われたことがあった。  「先生が受け持ちになると、必ず何か書かせられるから、嫌だ。」  年度末には学級としての親子文集を作るのが常だった。  大方の人は不満を言いながらも協力してくれた。それは私にとって一つの宝になっている。  だから自分も、その時しかかけないことをし... 続きをみる

  • 二万二千語のあなたへ

     卒業まであとひと月。六年生が学級文集づくりに入った。担当する子どもからメッセージがほしいと依頼された。  先日授業した辞典のことを書こうかなあ、と思いながら、ふと「あなた」という言葉が頭をよぎり、題名が決まった。そしたら、悩むことなくすらすらとキーを打つことができ、あっという間に書き上げてしまっ... 続きをみる

  • 子ども任せにしてはいけないこと

     入学説明会の挨拶で「シャットダウンすることも大切」というような話をした。時間もなかったので舌足らずになってしまい、改めて思いを伝える意味で書いてみた。 -------------  本校の子供たちがそうだというわけではないのですが、この頃、学校現場で警戒しなければいけないと思うことの一つに、大げ... 続きをみる

  • 縷述~つながる授業 その13

     4月に行われる「全国学力・学習状況調査」についての話題が、ここにきて急に多くなったようだ。  淡々と受けとめたい気もするが、騒がしい周囲に少し反応してしまう自分もいる。  肝心なのは一時間の授業であり、あとひと月の今年度、もう一押しという気持ちでをチェックしてみたい。そんな気持ちで書いた。 --... 続きをみる

  • 貧しさを重ねて、貧しさに気づくか

     立命館小研修会の書籍販売コーナーで一冊の本を買い求めた。  『脳の力こぶ』(集英社)    当日の講師である川島隆太教授と作家藤原智美氏の往復書簡と対談本である。  藤原氏のノンフィクションを続けて読んできている自分にとっては、即、手にしまう本であった。  この本で川島氏は、研究会での発言以上に... 続きをみる

  • 立命館小研修会参観記…その3

     立命館小学校は施設、設備の点では間違いなく日本で屈指の学校であろう。  特に、各教室に備えられているプロジェクターや電子黒板のシステム(二時間目に数学級参観したがほとんどが使用していた)、広くゆったりとしているメデイァセンターなど羨ましい限りである。そのうえなんと260席あるアクトシアターまで備... 続きをみる

  • 立命館小研修会参観記…その2

     深谷教頭の著した『立命館小学校メソッド』(宝島社)の冒頭に取り上げられている「自学ノート」は岩下学級の児童のものであった。紀行文的なものや調査、インタビューなどをもとにしたテーマ性のある学習である。  同じようなノートのコピーが、教室背面にも掲示されてあった。  写真も豊富に使われ、学ぶ意識の流... 続きをみる

  • 立命館小研修会参観記…その1

     立命館小学校授業研修会参加の目的の7割は、岩下学級参観である。    モジュール前の音読や歌、そしてモジュール活動を通して、岩下先生が主張しておられることが明らかに見てとれた。  子どもたちの心身の欲求を満たす表現活動が、「情意知」を劇的に高める  「からだ」を使って仲間と歌う、読むという行為が... 続きをみる

  • 導入問題のリベンジ

     次のシートは「かん板を作り直そう」というタイトルである。  パターンは同じだか、導入の例題は状況を引き出すところから始めてみる。  ポスターの形にして、「パンダがブランコにのっている絵」の下に次のような文を書いた。  ペンキ塗り立てなので、このブランコの使用を禁止します  「これって何?」と問う... 続きをみる

  • どこまでお膳立てするか

     大人は1回に五じょう、子どもは大人より少なめを、食後三十分ぐらいに、かまずに水などで飲んでください。   ある教材社からでている「思考力トレーニングシート」にあった例文である。  薬の飲み方についての説明という設定で、この文章のわからないところを指摘する問題である。    授業補充で、このシート... 続きをみる

  • 言葉への反応力を高める

     国語辞典の活用を全校的に導入しようと思ったきっかけはいろいろあるが、よく話題として「語い力」が出されていたことがある。  即効力はないといえ、辞典に親しみ、辞典で調べることをおっくうがらなければ、語い力を高めていくきっかけにはなると思った。    すぐに辞典で調べることに対して、例えば「頭の中の... 続きをみる

  • 字が読めるから自分で考えない

     独特のロジックがあるので読みきれないことも多いのだが、池田晶子氏の文章には時々はっとさせられることがある。  例えば新刊(といっても週刊誌連載のまとめであるが)の『知ることより考えること』(新潮社)には、こんな一節がある。  私は時々思うのだが、もしも賢い人間になろうと思うなら、あるいは賢い人間... 続きをみる

  • 朱墨の筆ペンが狙い打ちする

     録画してあった『プロフェッショナル 仕事の流儀』をみた。  今回はスペシャルで「仕事術」がテーマである。  最初に登場したのは新浪剛氏。  ビジネス界でも著名なコンビ二チェーン社長である。  「危機管理」がテーマなのだが、見ているうちに目についた道具があった。  朱墨の筆ペン  新浪氏のメモノー... 続きをみる

  • 指導法へのこだわりから見えてくる

     『口唱法とその周辺』(下村昇著 高文研)は全部で十章からなっているが、大きく二つに分けるとすると、三章までが一つの区切りである。  三章までは、漢字の字体の話題である。  ある漢字の正誤に関してマルにするかバツにするか、担任であれば誰しも悩んだ経験を持っているはずだが、その「不安」について明確な... 続きをみる