すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2006年12月のブログ記事

  • 遥かかなたの微かな光

     今年もどうにか100冊にたどりついた。  並行して読んでいる本が3冊あったが、その中で読了したのが 『五十歳からの成熟した生き方』(天外伺朗著 海竜社)  『マネジメント革命』(講談社)の内容に惹かれたので、書店で新刊を見つけ購入しておいたものだ。  帯や表紙には、例えば「宇宙との一体感」「スピ... 続きをみる

  • 不透明な時代には「自信」

     篠田新潟市長と大森修先生の「往復書簡」は 「学校マネジメント」誌(明治図書)で連載されていたので ふむふむと思いながら読んでいた。  その連載をもとに、『新潟の教育』という単行本が発刊された。  東北大の横山医師も交えた鼎談なども収録されている。  辛口の論者なので、量的には少し不満だがなかなか... 続きをみる

  • からだを動かしながら、言葉を探る

     「今、注目している実践家は?」 と上條晴夫先生に尋ねられたときに、 岩下修先生の名前を出したら、取材時の様子を教えてくださった。  授業づくりネットワーク誌の1月号は、その岩下氏へのインタビューを中心に構成された巻頭論文である。  上條先生が語られた強く印象付けられた場面が、まとめの部分にこう記... 続きをみる

  • 縷述~つながる授業 その11

     二学期末という時点で、改めて本校研究主題を見つめてみます。   かかわり合いながら課題解決していく子どもを育てる学習指導の工夫  この文言を、チェックポイント風に分けてみると、この二つになるのではないでしょうか。  ①かかわり合う活動ができていたか  ②課題解決していく能力、態度が身についたか ... 続きをみる

  • プレゼントしたいのは…

    五味太郎さんが、息子さんにクリスマスプレゼントの話をしたら 息子さんにこういわれたそうだ。 「あのさ、クリスマスって、ぼくのなんなの。」 このひどくまともな一言が気にいって、PTAの挨拶でも紹介してみた。 その時のことを取り掛かりにしながら、時節絡みのことを書いてみた。 -------------... 続きをみる

  • フィニッシュの蓄積こそ

     日垣隆氏の書いた『世間のウソ』という新書は結構おもしろかったという記憶がある。  情報のあふれる社会を生き抜く視野が広がったような気がした。  その日垣氏の『知的ストレッチ入門』という著書を読んでみた。  収納ボックスの写真を使い、白を基調とした表紙はすっきりしていて知的な感じがする。  私は懲... 続きをみる

  • 伴走者としての意識の結晶

    『子どもの能力を引き出す 親と教師のための やさしいコーチング』 (大石良子著 草思社)  ずいぶんと長いタイトルだが、明るい装丁と適度な薄さに惹かれてひょいと手にとった。  コーチングとは何か。  この本では、こう定義づけている。  コーチングとは、相手の目標達成をサポートする会話術です。  筆... 続きをみる

  • 「知を育てる」ことへの挑戦

     作家藤原智美氏のノンフィクションが結構好きである。  『プレジデント』誌などで氏の書く記事が取り上げられるときは、目を通すようにしていた。  その藤原氏の『「知を育てる」ということ』と題された本がプレジデント社から発刊された。  雑誌に書かれたものを中心にまとめたようである。  メソッドを選ぶ ... 続きをみる

  • 基準感覚という財産を育てる

     学習も生活習慣もうまく回転していくことが肝心だとつくづく思う。  学校、家庭それぞれの役目を果たすことはもちろん肝心だが どこが起点になって方向性を持つかは多様である。  双方の情報交換は、「正」の回転にプラスになるようものでありたい。そんなふうに心がけて発信したい。 -------------... 続きをみる

  • 「脳にいい」ことはまだまだわかっていない

     『脳と音読』(講談社現代新書)という本を見つけ、ためらいなく購入した。  著者は、「川島隆太+安達忠夫」とある。  川島氏は周知の売れっ子研究者であり、もちろん以前にも読んでいるし、 素晴らしい講演を聴く機会もあった。  安達氏については知らなかったが、表紙裏にあった略歴から「素読」に造詣の深い... 続きをみる

  • 「子どもから学ぶ」ためには下地がいるのだ

     「子どもから学ぶ」とか「子どもの側に立つ」といった美しい言葉は苦手である。  子どもから学ぶのが教師なら給料は誰のものだ!  大人が子どもに逆戻りするわけがないじゃないか! と理屈をこねてみたくなったりする。  ただ「心がけ」としてならわかるし、次のような文章の意味もなんとなく理解できる。   ... 続きをみる

  • 『三丁目の夕日』が描く学校

     時代遅れといおうか、一般視聴者なみといおうか あの『ALWAYS 三丁目の夕日』をテレビで視た。  いろいろな目のつけ所があっておもしろかったが 職業上、関心がむくのは「学校」の描かれ方。  この映画で、学校がでてくるシーンは一つ。  鈴木家の息子一平が夏休みのある日、昼寝?をしていて 家族が「... 続きをみる

  • キーワードを波及させる信念

     『集中が生まれる授業』(今泉博著・学陽書房)を読んで、  今泉実践のキーワードは、「推理」「想像」であることが読みとれた。  改めて、「初めての出会い」であったベネッセの冊子を読み直してみると 案の定「推理と想像力がかき立てられる授業」が図化された中心にある。  単行本に挙げられているいくつかの... 続きをみる

  • 非情な教師が子どもを成長させる

     10月に上條晴夫先生とお会いして話をしているとき 何度か今泉博氏(北海道教育大釧路校)の話題が出た。 「挙手しない子は、指名しない」 というその考え方はインパクトが強かった。  『授業づくりネットワーク誌12月号』の冒頭に、 上條氏の今泉氏へのインタビューが載っていて、興味深く読んだ。  今泉氏... 続きをみる

  • みんな心にナイフをしのばせている

     仕事をしている合間に、 「ああ、あの本の続きを読みたい」という衝動にかられたのは 久しぶりである。  雑誌の書評を以前見かけ、興味を持ったことは確かだが ネットで注文するほどでもなかった。  しかし、書店でその表紙を見かけたとき またぐっと惹かれ、ためらわず購入した。 『心にナイフをしのばせて』... 続きをみる

  • 読む速さに目をつける

    「読むこと」には繰り返しこだわってきた。  徹底しているとは言い難いが、様々な切り口を提示することで 取り掛かりのためのヒントとなればいいと考えている。 -------------------------  4日(月)のセミナーの質疑応答のときに、講師の佐藤正寿先生からこんなお話がありました。  ... 続きをみる

  • 「布石の連続」を具現化する教師

    「授業は布石の連続」  有田和正先生の有名なことばである。  有田先生に憧れ、教師修業を積まれてきた佐藤正寿先生の授業は その言葉を見事に具現化していたと思う。    導入の写真クイズからスムーズに本時の課題「オリンピック」へ結びつける  児童の発表に対して切り返しの問いを重ね、ねらいに必要な事項... 続きをみる

  • 学習意欲を大雑把にとらえてはいけない

     来週月曜日は、外部講師を迎えた連続セミナーの最終回である。  講師は佐藤正寿先生。  6年生の社会科のとび込み授業をしていただき、その後に講話を予定している。  IT活用はもちろん学級経営などでも精力的な実践を残されている先生なので、非常に楽しみである。  テーマを「学習意欲を高める」とした。I... 続きをみる

  • おもしろがる、不思議がる教師への道

     『児童心理 2005.6』(金子書房)の冒頭論文で、奈良正裕氏(上智大学教授)は次のように書いている。  上手にいい点数を取ることに焦点化された形式的な学びへの意欲から、子どもの求めとの関係や学習内容それ自体のおもしろさに支えられた実質的な学びへの意欲へと、その質を転換することが重要だ  もっと... 続きをみる