すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2005年8月のブログ記事

  • 豊かさが、時間や資源を浪費している

    何になるのか、なれるのか決めるまでの時間を、できるだけ長く、多くの若者に与えることは、一見、豊かさの証に見える。だが、そのことでかえって、何になるのか決められない若者を増やしていないか。学ぶ意味を見えにくくさせてないか。日本型の豊かさは、時間や資源を浪費しているだけではないのか。 苅谷剛彦「総合教... 続きをみる

  • つまらない自我は学びを阻害する

    何かを学ぼうとする時もそうです。つまらない自我などを持っていたら、新しいことは自分の中に入ってきません。自分なんかどこにいっちゃったの、もう自我なんかないというくらいまで、自分の芯をくるっと抜かないと、物事の吸収は結局できません。 三枝誠『整体的生活術』(ちくま文庫) 「個性」という美しい言葉で育... 続きをみる

  • 「伝えたい」という思い

    「伝えたい」という切実な思いがあれば、正しい日本語や美しい日本語でなくても、そこには言葉の美しさや豊かさがあります。やはり、表現というのは「伝えたい」という気持ちから出発するべきだと思うんです。 平田オリザ「総合教育技術2003.4」(小学館) 伝えたいという思いは、どこから生まれるか それは「他... 続きをみる

  • ビジョンとバランスを備える

    実証データは大切だが、データだけではすすめられないところに、教育研究、教育政策の難しさがある。学力低下論争を一つの刺激としつつも、ビジョンとバランスを備えた学力論議が展開されていくことを切に望みたい。 市川伸一「現代教育科学 2005.9」(明治図書) 何のためのデータか、ということが肝心である。... 続きをみる

  • 自分のキャラクターに意識的になる

    教師もある種の人気商売と考えれば、価値観の多様化した子どもたちとの関係を促すための仕掛けの1つとして、自分自身の「キャラクター」に意識的になることは必要なことだろう。ちなみに、キャラクター化の技術のコツは、「自分情報の単純化であり、テーマトーク以外の「雑談のネタ化」である。 上條晴夫『お笑いの世界... 続きをみる

  • 子供たちを大事にする国

    子供たちは等しく社会の財産であり、すべての子供たちを大事に守る義務が社会にはある、というのはわかりきった話では決してない。この社会は現実にそんなふうにはできていないし、大人たちの誰もそんなことは考えていない。もしも考えていたら、夜の繁華街に子供たちがいるはずがないし、夕食も食べずに塾に通う子供も、... 続きをみる

  • 授業づくりネットワーク集会に学ぶ…その3

    今回の集会のメイン講師は、先述の野口芳宏先生と 西川純先生(上越教育大学)であった。 西川先生の主張は、私にとって大きな刺激となった。 まとまらないことを覚悟して、新しいページを起してみた。

  • 授業づくりネットワーク集会に学ぶ…その2

    「今度のネットワークの集会の模擬授業では  『うとてとこ』を頼まれてねえ。」 と野口芳宏先生ご本人からお聞きしたのは、7月下旬だった。 「授業成立の基礎技術」を大きなテーマとした今回の大会に ふさわしいと実行委員会の方々に頼まれたのだという。 それにしてもあまりにも著名な実践であり…... 続きをみる

  • 授業づくりネットワーク集会に学ぶ…その1

    福島で行われた授業づくりネットワーク集会へ参加した。 三つのワークショップに参加したが、堀裕嗣さんの講座が深く印象に残った。 堀先生の本を持っているし、教育雑誌での論文も目にしているので ある程度の予備知識はあったが、その内容の明晰さ、そして講座の進め方の上手さに本当に感心した。 「教室プレゼンテ... 続きをみる

  • 子どもを信じる姿

    一番重要なのは、子どもを信じることである。具体的には、教えたがりの自分を抑える。教えるというのは親切心もあるが、子どもの能力を信じられないことに原因がある。信じてもらえなければ、子どもはその能力を発揮せずに依存的になる。 西川純『「座りなさい!」を言わない授業』(東洋館出版社) ある時、気づいた。... 続きをみる

  • 「逆算の方程式」へ向けて

    日本全体がコツコツタイプを奨励してきた。それが現在崩壊しつつある。今一度コツコツタイプの育成が求められる。しかしそれだけではいけない。全体を見据えて何が必要で何が不必要か、判断できる子どもの育成が大切である。そのためには山をはるポイント学習への大転換が不可欠である。こうした学習スタイルが身に付くと... 続きをみる

  • 名馬は厳しい調教によって育てられる

    松下村塾で名高い吉田松陰を教えた玉木文之進は、幼児達に素読を厳しく仕込む師として知られていました。この厳しい詰めこみを見て、「小さな時にそのように詰めこむと、自由な発想が失われてしまう。子どもは伸び伸び育てないと萎縮してしまう」と評する人達がいることを知らされた玉木文之進はこう言いました。「そのよ... 続きをみる

  • 聞き手のフレームワーク

    教えるという作業は、聞き手のフレームワークを考えてしゃべるということだ。相手に合わせて、伝達する中身と手法が決まるのである。 鎌田浩毅『成功術 時間の戦略』(文春新書) フレームワーク(考え方の枠組み、思考パターン)の特徴をまず見抜く。 それから取り出してくる内容と加工の仕方を考える。 もちろん、... 続きをみる

  • 対話や会話で最も重要なこと

    他者との対話や会話はとても大切です。そのための訓練も必要です。しかし、対話や会話で最も重要なのは、「何を話すか」ではなく、「何を話さないか」、「何を話してはいけないか」をわきまえることです。書くことも同様で、「何を書かないか」「何を書いてはいけないか」が大切です。現在の教育では、「相手が傷つくこと... 続きをみる

  • 『公教育の未来』を読み進める…その4

    私企業でも、地方自治体でも、NPOの組織でも、もはや当たり前になっている「ベンチマーク」調査。上手くやっている同業者から徹底的に学ぶこと。真似することから始めて、徐々にオリジナリティを入れながら独自のものに昇華させてゆく知恵。 本当に不思議だ。「まなび」の本家本元の教育界だけが「まねぶ」ことをしな... 続きをみる

  • 『公教育の未来』を読み進める…その3

    自分はどんなキャラクターを持っていて、それが他人のどのキャラクターとうまく結びつくのか。社会にどんなうに役立つのか。その人に付与された「クレジット」レベルが、その人の社会における自由度を決める。「クレジット」レベルが高ければ、多くの人からアクセスされ、より多くのエネルギーを集めることになる。 藤原... 続きをみる