すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2005年5月のブログ記事

  • 100倍細やかな言葉かけ

    人がやる氣になるのは、努力すれば手が届く範囲の中だけです。いわば半歩先の目標です。この「半歩先の指導」をするためには、十分な観察が必要です。これらを私は「100倍細やか」な言葉かけと呼んでいます。 杉渕鐵良「家庭楽習でわが子は変わる」(学研) 大雑把な見方をしていないか。 1メートルの変化なら誰に... 続きをみる

  • 自然な欲求を感動で刺激する

    現代の日本では、最も多くの人を動かしているのは、多くの場合、広告ではないでしょうか。広告は、人の行動エネルギーの「欲望」と「欲求」を最大限かつ直接的に利用して、消費行動という形で日本人を動かしているのです。残念ながら、教育は知識は与えても、子どもたちの心に潜んでいる自然な欲求を感動で刺激してはくれ... 続きをみる

  • 人間として見ない新たなレッテル貼り

    専門性の強調される教育、子どもを1人の人間として見ない新たなレッテル貼りにならないように注意する必要がある。そこで「LD児」とか「LDの子」として見るのではなく、「LDのある子」として考えるようにしたい。「まず、1人の子どもなんだ、と考える。しかし、LDという特性があるという一面にも目を向け、その... 続きをみる

  • 世界一を支える若者

    なぜマンガやゲームで日本が世界一になれたか。それは文部科学省が手を出さなかったからです。マンガやゲーム業界を支えているのは、学校教育から逃れてきた若者たちです。 大前研一「質問する力」(文春文庫) この現実をきちんと見据えることで 逆に、学校教育のなすべき役割が見えてくる。 最低の均一性をどこに求... 続きをみる

  • 求めたい答の近くに自分が行く

    何かを考える時、現時点での自分の情報ストックのみで答を導こうとせず、時代、場所、人物、環境などを出来うる限り正確に復元し、そこへ自分を着地させてみる、求めたい答の近くに自分が行く、これが最も大切な基本である。解決したいことを今の自分の居場所から動かずに視て、自分の臨床だけで答を探そうとしても。決し... 続きをみる

  • コンプライアンス社会の死角

    子どもたちが指摘したような、職業意識の低下、例えばルールは守っていても倫理や人間性など心の領域がおろそかになっているのではないかという点は、「コンプライアンス(法令順守)社会」の死角ともいえるだろう。どんなレールを走り、なぜ脱線したか。これは多くの人の生き方の問題につながっている。明日の職業人を作... 続きをみる

  • 消えうせた方がいい意欲

    雇用環境の激変は、子どもの学びへの意欲を大きく減じたかもしれないが、そこで減じられた意欲は、子どもたちをことさらに形式的な学びへと駆り立てる意欲であり、実質的な学びへのあこがれを抑え込んで来た類の意欲である。そんなものは、消え失せてくれた方が教育のため、学校のためだとくらいに思った方がいいのではな... 続きをみる

  • 「言語技術的」という観点

    学級崩壊は若い未熟な教師だけに起きるとは限らない。教師と生徒との「話す・聞く」がうまく機能しない場合には、いつでも、どこでも学級が崩壊する。こういう観点から見ると、学級崩壊はたいそう「言語技術的」な問題である。 市毛勝雄「国語教育2005.6」(明治図書) コミュニケーションなどというたいそうな言... 続きをみる

  • 「ゆとり教育」が外したポイント

    「思考重視」の教育をだれが批判できるだろうか。教育改革の「方針」として、「思考重視」を打ち出したことにだれも異論はないだろう。では何が問題なのかと言えば、それは「方策・方法」が問題なのである。文部科学省は教育の「質的変換」を図りたいと言ったけれども、まさにそれを授業で実現するには「学習上のゆとり」... 続きをみる

  • 教権維持のため

    私は、新卒として採用された時、セビロを持っていなかった。まだ、日本中が貧しかった頃で、私自身も、セビロを購入する金が無かった。学生服で出勤したら、校長に呼ばれた。「学びたい意欲を抱いて登校して来た子供に対し、不遜である」との叱責であった。そのうえで、Yシャツ二枚とネクタイをくださり「俸給は、教権維... 続きをみる

  • 自己を上書きする、人の話

    子どものどんな話からも自己の指導を見直し、自己を再組織し、再創造することができる。いや、そのように、子どものの話を聞くべきである。これは子どもの話だけではない。人の話には、自己を上書きし、自己を再創造させる力があるということである。それが自覚できるようになれば、人の話、子どもの話を聞くことが、じつ... 続きをみる

  • 実績としての創造性

    子ども時代にはそれほど才覚を表さなかったが、成人になってから、それも中年以降になってから素晴らしい実績をあげた人も少なくない。それは地道な努力の継続・積み重ねがあったからである。<素質としての創造性>に個人差があるように、<実績としての創造性>にも個人差があるのである。 江川玟成「子どもの創造的思... 続きをみる

  • 自己原因性感覚をもたせる

    重要なことは、子どもたちが「自分が原因となって授業や学校が(少しは)変わる」という感覚をもてるようになることだ。授業や学校に対する、「自己原因性感覚」をもたせるのである。こうした感覚がもてるようになると、子どもたちは「先生はがんばって授業をしてくれているのに、自分はどうしてもやる気にならない」等、... 続きをみる

  • 目的を示す強い警句

    教師が目的意識を持って入念に指導しようと努めれば、自然にこの種の警句を学習者に与え意識させたくなる。このような警句こそが発展原理の学習用語である。これに対し「文」・「句点」などの単語は規制原理の学習用語である。それ自体は無目的であり、発展のための方向を持たない。単語に含まれる概念だけを与えるだけで... 続きをみる

  • 目的と手段の混同

    学習指導要領を作ってきた文部省の教科調査官でさえ、「目的と手段の混合」に陥っていたわけであり、中央・地方の行政関係者、学校関係者、PTA関係者、ジャーナリストなど「教育改革」を議論するあらゆる人々は、まず「何が『目的』なのか?」「具体的にどのような状況を達成しようとしているのか?」といったことを明... 続きをみる

  • ロングセラーへの道

    ロングセラーになっている商品は、他の商品とは何が違うのか。もちろん、商品の品質そのものが優れているという事実はある。しかし、それと同じぐらいに、メンテナンスが行き届いているのだ。クイズで出題したように、同じ食品でも、夏場と冬場に微妙に味の調整をして需要を安定させたり、時代とともにスタイルを変更させ... 続きをみる

  • 前向きになるための技術

    「本物を本気で」というのが私のポリシーですが、自分自身のエネルギーを保つには、何かに取り組む時、それを好きになることです。嫌だと思っても何の解決にもならないので、どんなことも「面白そうだな」、と発想を転換させて取り組めばいいのです。 井村雅代「学校総合教育技2005.5 P5」(小学館) 前向きな... 続きをみる

  • 手応えを覚えながらの転落

    実際、「習熟度別指導」の魅力と手応えは、子どもにとっても教師にとっても「丁寧な指導」にあるのだが、なぜ「丁寧な指導」の魅力と手応えが得られるかと言えば、学習内容のレベルを下げ、通常以上の時間をかけているからである。ここに「習熟度別指導」の危険な落とし穴がある。「習熟度別指導」においては、教師も子ど... 続きをみる