すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

長新太に浸る夏は

すぷりんぐ

(2015   平凡社)

 図書館から絵本雑誌を借りてきてページをめくっていたら、長新太を特集してある号があったので借りてきて、目を通した。もちろんその名前はずいぶん昔から知っていたが、作家として強く意識したのは(つまり、読み聞かせの本として選んだのは)、『キャベツくん』が初めてだった。ナンセンスの見本のようだった。

 

(1980 文研出版)

 たまたま大型絵本として配置されていたので、見せてみよう語ってみようとしたのかもしれない。子どもたちが意外なほど集中していたことが思い出される。その後、小学校用にと探していたときに見つけたのが『月夜のかいじゅう』だった。あのシュールな展開、あっと思う終末…画の大胆さも観る者を惹きつける。

(1990 佼成出版社)

 

 TVでも最近「絵本」がよく取り上げられて、Eテレを観ていた時に気になった一冊があった。『ちへいせんのみえるところ』…名作であると評判だったが、近くの図書館にはおいてなかったので、迷ったあげくに注文し、手に入れた。雑誌には「長新太らしさを最も堪能できる作品のひとつ」とあった。どう表すか。

(1998 ビリケン出版)

 

 再び心惹かれる本に出逢う。『わたしのうみべ』…2002年の作品であるから晩年に近い。「プロとしての普遍性」と題されたページに載ったのはわずか3枚の絵だが惹きつけられた。これも近隣では蔵書にないので…注文した。長新太が追い求める言葉「精神の自由」をまた感じ取れるか。待ち遠しい。

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