すぷりんぐぶろぐ

今、頬に感じる風を楽しめれば…

2012年10月のブログ記事

  • ドックで読書,その2

     『一斉授業 10の原理 100の原則』(堀裕嗣 学事出版)  読みあぐねていた本なので、こんな時に?と思いながら人間ドックに持ち込んだ。  ある意味で、授業づくりについて頭のてっぺんから足の指先までチェックするような内容でもあり、最適の本だったかもしれない。  第1章の冒頭にある「ゴールイメージ... 続きをみる

  • ドックで読書,その1

     『ベラボーな生活 ~禅道場の「非常識」な日々』(玄侑宗久 朝日新聞社)  人間ドックの「患者文庫」の書棚に並べられていたので,先日読んだ『三昧力』つながりで手にとってみた。  著者が若い頃に京都の禅道場に入門した時の思い出をエッセイとして綴った内容である。  「はじめに」に記された一文に,ほおぅ... 続きをみる

  • まだ続いてほしい秋

     今朝のテレビで「この頃,秋が短いのではないか」という話題があった。  気象的なデータとしてもその傾向があるようだとグラフなどが示されていた。  今年は特に9月下旬まで真夏のような暑さが続いた。雨も異常に少なかった。  以前だったらその時期から始めるレクリエーションとしてのキノコ採りも,この天候で... 続きをみる

  • 大きな壁に気づく本

     『国語科 授業の教科書』(野口芳宏 さくら社)  小さい付箋を手元に置いて読み始めた。  P110まで読み一時中断、貼り付けた付箋は4枚だった。  三日ほど間を空けて、再び読み始める。  第三章「4 机間巡視」からである。  野口先生が「机間指導」という言い方でなく「机間巡視」という呼び方にこだ... 続きをみる

  • 三昧力に揺さぶられる

     また「○○力」かよお…という気持ちも少しあったが、これは新鮮な受け止め方ができた。  「三昧力」(玄侑宗久 PHP文芸文庫)  まず「ざんまいりょく」ではなくて、「ざんまいりき」である。  それから、「三昧」は、あの「○○三昧」だが、その三昧には深い意味があるのである。  「文庫版... 続きをみる

  • 「考えない」流儀

     きっと「考えない」流儀というものがある。  そんなことを、ふと思った。  『考えない人』(宮沢章夫 新潮文庫)  新潮社の季刊誌『考える人』の連載を中心に構成された、ミニエッセイ集である。  たまにその季刊誌を買うので、既に読んだ文章もあった。他の雑誌やウェブマガジンなどの文章も同じような文体で... 続きをみる

  • ボランティア,三つのこと

     『あなたの夢はなんですか?』 (池間哲郎 致知出版社)  表紙に書かれてある,正式な?題名は,こうである。  あなたの夢はなんですか?  そのとき少女はこう答えた。  私の夢は  大人になるまで  生きることです。  あるブログで紹介されていて反射的に購入したので,内容に関しては少しも予備知識が... 続きをみる

  • わかっとる,政治家

     今週は通勤時のFMで、自民党の石破茂幹事長へのインタビューを聞いた。  コワオモテで軍事オタクと評判のある石破幹事長。我が家の女性たちには印象が悪いようだが、あのブレのなさは迫力があるなと感じている。  ラジオの語りは、テレビの討論番組などとは異なって、ややリラックスムードなのか、微妙に語り口が... 続きをみる

  • 「ノンびり」をのんびり語るな

     県の観光戦略課イメージアップ推進室というところから、職場へ60ページほどの冊子が送られてきた。  国内の様々な地域でよく出されている、地域限定情報誌のような、観光パンフレット拡大版のようなものだ。  ぺらぺらめくってみると、我が町の西馬音内盆踊りの写真など、なかなかよく撮れているなあとか、しかし... 続きをみる

  • 考えていない読書

     ホームページにある読書記録を整理したら、今年もどうやら100冊は読破できたようだ。  http://homepage3.nifty.com/spring21/hondana.html  再読本が10冊ほどあるが、それも自分なりに意識しながらの記録だったので、順調と言えよう。  あとふた月あるので... 続きをみる

  • 「10歳の壁」に向き合うため

     『子どもの「10歳の壁」とは何か?』(渡辺弥生 光文社新書)  どの学校でもそうだとは思うが、職員室で学習だけでなく生活のことも含め頻繁に話題になる子はいるだろう。先週は結構そういう話題が多かったなと思いながら、この本を読み始めた。  シングルエイジ教育と特化した研究団体もあるくらいだから、学校... 続きをみる

  • 話を練り上げる芯

     ある講演を聴いた。  講師のキャリアをみると役職も重ねてあるし、各地に招かれたりしている方である。  かつて一回お話を聴いたことはあるが、印象が薄い。  なぜ、覚えていなかったのか、そのわけがこの2回目でわかった気がする。  1ページびっしりにレジュメが準備されていた。  内容は、テーマにそって... 続きをみる

  • 名は,深く豊かなものだが…

     『歴史を考えるヒント』(網野善彦 新潮文庫)  裏表紙にこんなことが書かれている。  日本、百姓、金融……。歴史の中で出会う言葉に、現代の意味を押しつけていませんか。  比喩表現ではあるが、「押しつけ」とは少々手厳しい。知識のない者は知識のないままに意味をとらえるのは... 続きをみる

  • 秋の恵みにめぐりあう

     私的なことでビデオ編集をし始めた。  無料ソフトを利用しようと思うが,知識があまりないので四苦八苦である。  PCをいろいろと操作していると,ネット環境が突然変わったりして元に戻すのに,ずいぶんと時間がかかった。  昨日も,朝の2時間ほど格闘した。  ああ休日でよかったあと思う。  本当はキノコ... 続きをみる

  • もし被疑者になったら読もう

     『終の信託』(朔 立木  光文社文庫)  本の帯にある映画化が気になって買い求めた文庫だ。  中味は表題作ともう一編、どちらも主な舞台として検察庁が取り上げられる。  作者は現役の法律家。実在の事件をモデルにしながら描かれたらしいが、特に検事による尋問の場面が秀逸だ。  尋問の言葉とは、こんなふ... 続きをみる

  • 「分人」を語る自分もまた分人

     『私とは何か 「個人」から「分人」へ』(平野啓一郎 講談社現代新書)  著者が芥川賞をとって少し経った頃に、その小説を読もうとしたが葉が立たなかった。正直、その難しい言葉の連続に辟易したことを覚えている。  その後、IT関係の対談本を一冊読んだと思う。  あまり視野に入っていなかった作家だが、今... 続きをみる

  • 理解から表現が生まれる

     勤務校では、近隣の養護学校との定期的な交流を進めている。  ずいぶんと以前から継続されていて、子どもたちも抵抗なく受け入れている。今年度初めてその交流を目の当たりにして、いろいろと考えることが多い。子ども以上に刺激を受けているような気もする。  さて、今年になってからいわゆる障害児教育に関する本... 続きをみる

  • ささやかな「なべっこ」の温かさ

     先週金曜日、学校で「なべっこ会」があった。  注(笑) :「なべっこ」とは、秋田県沿岸部・内陸南部で使われている言葉だ。全国的には山形の「芋煮会」という名称が有名だ。しかし、地区によって味つけは異なる。参照は以下に)  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%8B... 続きをみる

  • 子どものことはどうでもいい国

     昨日の午後,武田邦彦氏の講演を聴いた。  案内やチラシには現在出演しているテレビ番組のことが書かれていた。しかしふだん見ていない番組なので,そういえばそうだったという感じである。  それより私が注目したのは,岩井俊二監督の震災のドキュメンタリー映画だ。原発に関して,いわゆる「転向」と周りから批判... 続きをみる

  • 下降線の中で未知数を探す

     『きのうの神さま』(西川美和 ポプラ文庫)  『ゆれる』という映画が面白く、西川美和には注目していたが、まだキネマ旬報の09年ベスト1となった『ディア・ドクター』は観ていない。  今年の『夢売るふたり』も評判がいいようだが、やはり秋田市まで出かけて…とまではいかない。  まあ所詮そ... 続きをみる

  • どじを踏む,大切なとき

     今日は朝からどじを踏んだ。  街頭指導を終えると集会までは15分しかない。  昨日つくったパワーポイントを大型モニターにつなぎ、「秋」という漢字の話をして、今月もしっかり取り組もうと呼びかける予定だった。  急いでモニターを体育館に移動させて、パソコンを立ち上げてみると大変なことに気がついた。 ... 続きをみる

  • 地味な道しかないと思い至る

     「1981年3月初版刊」とあるので、もう30年以上前の著作である。  『話せない子・話さない子の指導』(野口芳宏 明治図書)  「話すこと・聞くこと」をテーマにした校内研修が予定されていたので、この機会に再読してみようと思った。  前半の第三章「話す力の低い子ども」までは、主として「話すこと」の... 続きをみる

  • 判断する習慣を萎ませない

     年度後半初日の月曜は、台風通過によって登校が2時間遅れとなった。  前日の日曜午後に教委から指示があり全市一斉の対応だった。  一学期に同じような台風の進路予想があり、臨時休業を決めたら天候が回復して肩すかしをくらったような日があったので、それに比べれば妥当な判断で、混乱なく経過したといってよか... 続きをみる

  • 絶望との闘いを支えるもの

     『なぜ君は絶望と闘えたのか』(門田隆将 新潮文庫)  「本村洋の3300日」と副題がある。  あの光市母子殺害事件の被害者の夫そして父親である本村さんについては、幾度もその顔をテレビで見た。  話題いや争点になっている大よそのことは知っていたつもりだが、当然とはいえテレビ報道などでは到底伝えきれ... 続きをみる